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セラミック珈琲焙煎器「いるいる」で初めてコーヒーを自家焙煎してみた


「お店で焙煎されたコーヒーを豆の状態で買って来る。飲みたいときに、ミルを使って豆をゴリゴリ粉砕・・・・・・・ドリッパーでポトポトとコーヒーをいれる・・・・・・」

これだけでも、自分が「これは美味しい」と思うものが、出来るようになるまではかなり時間がかかりました。毎日コーヒーをいれるようになって分かってきたのですが、コーヒーは “ほんのちょっとしたことで、全く味が変わってしまいます・・・・・・”粉の細かさや量、お湯の温度や量、淹れる時間・・・・・・などなど。ちょっと違うだけで、全くの別人といった感じ。

まだまだ、自由自在に味をコントロール・・・・・というわけには到底いかないのですが、「これぐらいにすると、まあまあ自分の好きな感じのコーヒーになる」というのは分かってきた気がします。そんなわけで、「コーヒーを淹れる」という作業だけでも、かなり奥深く、ましてや「自家焙煎」などまだ雲の上の上の趣味といった印象をもっていました。

いつものコーヒー屋さんに豆を買いに行っておしゃべりしていると、「自家焙煎、面白いよ」という話に。コーヒー豆の焙煎というと、コーヒー屋さんにある機関車のようなゴツい焙煎機のイメージしかなかったので、

「焙煎機買うなんて無理無理!」

と拒絶していると、

「いやいや、手網焙煎なら1,000円~2000円くらいで道具そろえれるよ」

とマスター。聞くと自宅のガスコンロを使って、コーヒー豆の焙煎ができるというではないですか!それぐらいの安価で始められるなら、もしうまくいかなかったり、面白くなかったりしてもまあいいか。ということで、自家焙煎にトライしてみることにしました。

自家焙煎コーヒー焙煎機いるいる

柄のついたザル“手網”や、ゴマ煎り用の器具などを使って焙煎する方法もあるそうですが、マスターが「中の様子は見にくいけど、ムラができにくいよ」とオススメしてくれたのがこの陶器製のコーヒー焙煎器。商品名は「いるいる」。値段は3,000円くらい。ちょうど楽天のポイントがあったので、楽天市場で購入してみました。

持ち手の部分も空洞になっていて、焙煎し終わった豆は持ち手から取り出せる作りになっています。説明書によると最大容量は50g。最短3分で焙煎できるとあります。

ブラジル産のコーヒー生豆

もちろん、生豆も購入。マスターのすすめで「最初はブラジルの豆とかが煎りやすいよ」ということで、ブラジルの豆を購入してみました。1㎏で1300円ほど。生の豆は楽天でもAmazonでも買うことができます。だいたい1㎏で販売されているようです。確かに、豆だけの値段を比べると、焙煎してあるやつより圧倒的に安い!慣れてきたら、焙煎してある豆だと買えないような高価な豆にも手を出せそうです。

それにしいても、生豆ってこんな感じなんですねぇ~。緑がかっていて、ちょっと青臭い匂い。

コーヒー焙煎機いるいるで自家焙煎している様子

「いるいる」に50gの豆を入れて、ガスコンロの上で振り続けます。強火にした炎から15㎝くらい離したところでフリフリ・・・・・・・。

5分くらい経ったところで、変化が!煙(湯気?)が出始めて、豆の匂いが立ち込めてきます。ライトで照らしてみると、さっきより豆が黄色っぽくなってきました。コーヒー豆の薄皮がヒラヒラと舞いはじめます。上昇気流に乗って、凄い量の薄皮が空中をヒラヒラ・・・・・・これは台所が汚れそうです(・_・;)

8分くらい経ったところで、豆が「パン!パン!」と弾け始めます。ポップコーンのような音でビックリしましたが、「いるいる」から飛び出してくるようなことはなく、音だけ・・・という感じです。これを通称「1パチ」というそうです。このあとに、音の違うパチパチ、通称「2パチ」が発生する模様です(事前の調べによると・・・・・・)。

音がいったん収まり、焙煎を始めてから10分くらいたったところで、音が高温の細かな音に変わりました。おお!これが「2パチ」。

と、感動している間に、焙煎がどんどん進みます。この1パチと2パチのどこで焙煎をやめるかで、いわゆる「浅煎り」や「中煎り」、「深煎り」の豆になるそうです。如何せん初めてなので、どのタイミングで止めればいいかは未知数・・・・・・。ライトで照らしながら、「これくらいかな?」というところで火を止めます。

焙煎機いるいるで焙煎したコーヒー豆

火を止めたら急いで、ザルに上げて、玄関へダッシュ!外でウチワを使って急いで扇いで急冷します。ついでにコーヒー豆の皮も飛ばします。この急冷が美味しいコーヒーにするポイントのひとつだそうです。それにしても、説明書には3分でできると書いてあったのに、実際は10分くらい振り続けて腕がプルプルです。

豆はというと、ビギナーズラックという感じで、思いがけずいい感じに仕上がりました。

いやはや、これは面白い!ハードルが高いと思っていた自家焙煎が意外と簡単に、それもお金をそれほどかけずにできました。とはいえ、大事なのは味。さっそく、飲んでみます。

珈琲をたてる

焙煎したてなので、今まで無いくらいにコーヒー粉が膨らんできます。

初めての自家焙煎珈琲

完成!!

早速飲んでみると、「ん?香りはいい感じ。味は・・・・・・ちょっとコクがないかなぁ・・・・でも不味くはない。」

初めてテキトーにやってこの味なら、これからの工夫次第で美味しいコーヒーができる可能性は、なくは無い!ということで、自家焙煎はじめました。火のかけ方や振り方などなど、これからいろいろと変えてみて実験してみようと思います。ちなみに、2日後に同じ豆で飲んでみたら、苦みとコクがいい感じ。焙煎直後より、数日置いた方が美味いと本に書いてある通り、ちょっと置いた方が美味しいみたいです。

それから、何度か焙煎してみましたが、毎回全く違った味わいのものが出来上がります。ちょっとした違いで、大きく味わいが変わってしまうようです。温度や時間などいろいろなパラメータをビシッと決められ、安定した味の豆を大量に焙煎できるプロの焙煎機とは、正反対の焙煎方法ですが、これはこれで「一期一会の味」に出会えて面白いような気もします。偶然、めちゃくちゃ美味いコーヒーができる可能性もありそうです。

とにかく、コレ、新しい趣味としてハマりました。
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今治~宗方(大三島)間のフェリー・旅客船航路を活用したしまなみ海道の新しいサイクリングプラン

大三島

今まで、大三島に行きたいと思うと、今治からは来島海峡・大島・伯方島と走って行くことになるのでなかなか大変でした。個人的にしまなみ海道の島で一番面白いと思っている大三島へ、着いたころにはもうお昼。帰りもまた来た道を戻るのもなんだか、一興が無い。

そんなとき入ってきた旅客船「とびしま」就航のニュース。「とびしま」はその名の通り、今治からとびしま海道の入り口、岡村島を結ぶ旅客船なのですが、途中、大三島の宗方港に寄港する航路をとります。今までも同じ航路に旅客船は航行していたのですが「自転車積載不可」。積載には輪行が必要でした。しかし、このところのサイクルツーリズムの風を受けるとこうせざるを得ない状況とも思えるのですが、この「とびしま」はもちろん自転車積載スペース付き。最大10台まで自転車をそのまま積み込めます。


旅客船とびしま


旅客船とびしまの自転車積載スペース




これにより今治宗方間の航路が自転車対応。サイクリング目的に利用可能な航路が倍増したことになります。今までどうだったのかということは、旅行者には関係のない話なのですが、とにかく人知れず、今まで不可能であったサイクリングプランが組めるようになったことになります。

今治港9:30-宗方港10:04
大三島一周サイクリング
宗方港17:59-今治港18:33 (最終宗方19:00発)


ランドナーでのんびりと一周してきたのですが、途中食堂で食事をとり、大山祇神社の宝物館に寄り、カフェに寄り、お菓子屋さんに寄り、充分に戻ってくることができました。一周は約45㎞ほど。このプラン、しまなみ海道縦断に飽きてきたサイクリストに朗報?


今治~大三島(宗方)間の航路

①市営渡船(旅客船とびしま)
http://www.city.imabari.ehime.jp/chiiki/tosen/index.html

②大三島ブルーライン
http://www.omishima-bl.net/#Schedule

安芸灘とびしま海道、かきしま海道キャンプツーリング

さてさて、久しぶりのブログ更新です。
旅はもう昨年になりますが、12月初めのお話・・・・・・。


冬のキャンプツーリングに久々に行きたい。ランドナーのジロー号のメンテナンスもちょうど終わったことだし、オーストリッチ製のクラシカルな4サイドバッグに、荷物、キャンプ道具一式を詰め込んで準備ok。

ヒトの少ない所に行きたいと思うと、自ずと行き先は決まってくる。島。それも、できれば離島がいいですな。

日程は2日間半+α。初日は午前中まで仕事。仕事が終わり次第すぐに乗れる船から考えて、最初に渡るのは大崎上島にしましたぞ。大崎上島から今注目のサイクリングロード「安芸灘とびしま海道」を通って、広島の「かきしま海道」へと向かうルートをなんとなくざっくりと頭の中に描きながらスタート。呉市内から倉橋島・江田島と渡る「かきしま海道」は、行ったことがなかったので、今回のメインディッシュになる予定です。




≪とびしま・かきしまキャンプツーリング1日目≫
今治港~大崎上島


今治港から大崎上島木江港へと向かう

今治13:05出港のフェリー、大三島ブルーラインで、大崎上島の木江港(天満港)を目指します。今治港「はーばりー」の港湾事務所の切符売り場で、木江行のチケットを購入。瀬戸内海のフェリーに、サイクリング目的で自転車を持ち込むときに使える割引パス「サイクルーズPASS」をチケット売り場のおばちゃんからもらったので、数百円、安くチケットを購入できました。これはラッキー。

木江港

途中、大三島の宗方港に立ち寄るこのフェリー。1時間ほどで木江港に到着。大崎上島は周りの島と繋がっていない離島。この南側にある大崎下島は、とびしま海道の島のひとつです。

大崎上島木江の町並み

まずは木江を散策。路地が多く、坂も多い町でしたぞ。かつては遊郭もあって風待ちの港として栄えた木江の町も、歩いている人はまばら。ゆっくりとした時間の流れる島の小さな集落といった風情となっていました。

はてはて。

ここからは、大崎上島の東岸にそって北上。全くアップダウンのない海沿いの道を進みます。竹原へと渡るフェリーが出ている垂水港から先は、交通量も増え、中心街に近づいている感じがします。

町なかのスーパーマーケットで、夕飯キャンプの食材を調達。なかなか寒い時期なので、熱燗をしたいところです。広島のカップのお酒を購入。これを湯せんにかけてみようという魂胆です。

大崎上島の長島大橋

そして、今晩のキャンプ地は大串キャンプ場。以前にも、とびしま海道のキャンプツーリングで訪れたことのあるキャンプ場です。水場やトイレも整備されていて、広々としたキャンプサイト。もちろん、12月のこの時季なので、他のキャンパーは皆無。

すぐ目の前が海水浴場なので、夏場は泳いだら最高でしょう。それと、このキャンプ場は島の西側にあるので、夕陽が楽しみですな。と、さっきまで晴天だったのに、風が出始め、雲がもくもくと登場。あっという間に西側の空が曇り、太陽は赤くなるまえに雲の中にストン。

残念ながら、大串の夕陽はお預け。夕飯づくりに徹します。そして、極寒キャンプの一番の楽しみ、熱燗。体の芯からポカポカと温まるこの感じ。最高です。




≪とびしま・かきしまキャンプツーリング2日目≫
大崎上島~とびしま海道~かきしま海道・江田島


夕方から吹き始めた西風が、夜の間も全く止むことがなく。僕のテントは一晩中、ビルビルビルビルうるさかったです。この時期のキャンプは、虫がいないのが最高ですが、一番の敵となるのが、この強い風かもしれません。

キャンプツーリングの朝食

朝食を作るときも、この風に難儀します。コーヒーを入れようにも、風がビュービュー。熱がお湯にうまく伝わりません。こんな時に、熱がしっかり伝わるジェットボイルなどのキャンプ用品が欲しくなります。

DSCF5452.jpg

ネルドリップで、挽きたてのコーヒーを入れるも、出来上がったころには完全に冷ぇひえ……;

風の強い時の野外コーヒーはインスタントが最強かもしれませんな。

とびしま絶景ロード

大串からは南側の明石に向かっては、65号線を走ってもつまらないので、海側の農道「とびしま絶景ロード」を行きましょう。とびしま島走MAPで「とびしま絶景ロード」と紹介されているこのルート。絶景にありつくためには、ちょっとキツめの勾配の上り坂を登っていきますが・・・・・・。

次から次へと、絶景オーシャンビューが連続。

アップダウンが続きますが、お気に入りのサイクリングルートです。

65号線に合流して、小さな峠を越えると明石の町に出ます。ここから、大崎下島の小長港にフェリーがでています。これで、「安芸灘とびしま海道」へと渡ります。

大崎下島明石のイチョウ


フェリーの時間まで1時間ほどあったので、ちょっと町中を散策。大きな銀杏が綺麗な神社があったので、お参り。

明石小長フェリー

さて、大崎上島・明石港から大崎下島・小長港へのフェリーに乗り込みます。明石港に着いてから出港まで1時間ほど待ちましたが、ほんの20分ほどで小長港へと着いてしまいます。このあたりの島々は密集していて、それぞれかなり近いんですね。

大崎下島・小長港に到着。

ここから「安芸灘とびしま海道」サイクリング開始です。ちなみに「小長」は「おちょう」と読みます。すぐ横には「大長」=「おおちょう」という町もあって、結構紛らわしいです。英語表記だとどっちも「Ocho」??

今回の僕のルートとは逆の、とびしま海道から大崎上島へと渡る場合は、自転車はこの「小長港」からのフェリーに乗り込みます。「大長港」と間違えないように注意が必要ですぞい。

大崎下島ネロリの島

小長港の2Fに、知らない間にカフェが出来ていました。「cafe with book ネロリの島」。レモンオイルの醸造所も併設しているようで、建物の外からすでにレモンのいい香りが漂っています。去年来た時から、ずいぶんと明るくいい感じの港に雰囲気が変わっていて驚きです。

ネロリの島でコーヒー

朝、コーヒーを淹れるのに失敗して、モヤモヤしていたので、美味しいコーヒーを頂いてスッキリ。

とびしま海道サイクリング1

とびしま海道サイクリング2

大崎下島、豊島、上蒲刈島、下蒲刈島……と「安芸灘とびしま海道」の海沿いをサイクリングしていきます。海沿いは、こちらも全くアップダウンのないフラットなコース。「とびしま海道」は「しまなみ海道」と比べ、防波堤も低く、完全に海岸線に沿って道が延びているので、より海が近いような感じがします。

「とびしま海道は、やっぱ最高だなぁ」

何度、独り言のようにつぶやいたかわかりません。天気もいい感じ。風も午前中でおさまり、最高の「とびしま日和」ですな。大崎下島、豊島、上蒲刈島、下蒲刈島の4つの島をアイランドホッピングして、最後の「安芸灘大橋」へ。

安芸灘大橋からの夕景

ちょうど、安芸灘大橋の上で、夕景!昨日は雲にストンと隠れて見ることができなかった夕陽。2日目は最高の形で見ることができました。こんなに天気に恵まれる旅は、僕の旅では珍しいかも???

ただし、夕陽ということはここからナイトライド・・・・・・。

翌日、「かきしま海道」を楽しみたいので、夜の間に「とびしま海道」から「かきしま海道」へと移動しておきたいところです。それに本州に渡ってからは交通量も多く、走りにくいですからね。幅の広いキャンプツーリングの自転車だと、都市部では余計に邪魔になりますしね。やっぱり、のどかな島がいいです。

ということで、夜の間に「広」の町なかを通過。スーパーで食材を買い出ししてから、半島を南下し、「かきしま海道」の入り口「音戸の瀬戸」へ向かいます。音戸の瀬戸は、呉市本州と倉橋島との間の狭い瀬戸。平清盛が切り開いた海峡だとかそうじゃないとか。真偽のほどはよく分かりませんが、とにかく真っ暗でライトアップされた橋と、ぼんやりと明かりのついた町なみ以外何も見えず。

音戸の渡し

あの橋まで登るのかぁ・・・・・・; とひさびさの長距離4サイドバックキャンプツーリング車ナイトライドに加え、そびえる音戸大橋にすっかりナーバスになっていると「音戸渡船」の看板を発見!

「おおおおおおお、渡船があるんじゃんか!!!」

乗り場の明かりがついているので、まだ乗れそうです。自転車を押して、乗り場にいくと小屋の中におじちゃんがいます。

「あの~、すみません。」

「・・・・・・なんだ・・・・・・・渡りたいんか?」

「あ、はい・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

おじちゃんはそう聞いたきり、無言で立ち上がり、船の方へ。とりあえず付いていきます。というか「渡りたいんか」って・・・・・渡船に乗る以外の目的でここに来る人いるんかいな。と、その、なんだかぶっきらぼうな感じが面白くて、裸電球がつる下げられた小さな船も、とても味わい深く、「なんだなんだ、旅情があるなぁ~」なんて。

夜の倉橋島、上陸。

初めて来る場所だと、毎度の事なのですは、キャンプ地を探すのに難儀。加えて倉橋島の北西側ルートは夜の間でも意外と交通量が多く「なんだよ、かきしま海道・・・・・・」と文句たらたら。暗い中、とうとう江田島まで来てしまい、やっとのことでキャンプ場へ到着。

「はあ、なんとか寝れそうだ……。」

夕飯を作るのも面倒ではあったものの、もう腹ペコなので、パパッとキャンプ飯にして、熱燗をぷはーーーー。かきしま海道の交通量の多さに文句たらたらだったのも、いつの間にか吹っ飛び、「橋の夜景もなかなかいいじゃん」と思いはじめていた。冬のキャンプツーリングの醍醐味は、やはりこの熱燗にあると思う。




≪とびしま・かきしまキャンプツーリング3日目≫
江田島・かきしま海道~とびしま海道~岡村島


かきしま海道キャンプツーリング朝

江田島で迎えた3日目の朝。

夜の倉橋島、北西の交通量の多さに閉口し、「もう、かきしま海道サイクリング十分かなぁ、早くとびしま海道へ戻るか・・・。」と、当初の予定≪かきしま海道サイクリングを楽しむ≫の熱がすっかりなくなり。ここでUターンすることに。

来た道を戻っても、あの憎き「倉橋島北西ルート」を通るのは嫌だなということで、倉橋島の真ん中で反対側に出て、北東ルートをとって音戸の瀬戸へと向かうことにした。江田島は片足つっこんだだけで終わりになるけど、致し方ない。

倉橋島サイクリング

倉橋島の中央に向け、南下していくと、なんだか一気に田舎ののどかな風景に。

あれ、これって僕が思い描いてたまさに「かきしま海道」の風景じゃないか?!南へ行くほど、どんどんカキの養殖と穏やかな瀬戸内の海の風景になっていく・・・・・・。そして、気が付くと、道にはサイクリングロードを示すブルーラインが。

どうやら、昨日の夜に通った倉橋島北西のルートは、サイクリング推奨ルートではなかったみたい……。たしかにブルーラインをみた覚えがない。どうやら、昨晩文句たらたらで走ったルートは、クルマで呉市内から江田島方面へ抜ける幹線道路だったらしい。

あやうく、「かきしま海道」の間違ったイメージを持ったまま帰ることになるところでした。

ブルーライン沿いのルートはとっても走りやすく、風景も抜群。道沿いでたき火に当たっているゲートボール同好会のおじいちゃんたちもなかなか絵になる。「かきしま海道」のほんの一部であるものの、倉橋島北東ルートを十分に満喫して、音戸の瀬戸へと戻ってきましたぞ。

音戸の瀬戸

おお、これは素敵な風景。昨日は夜に来たので全然わからなかったのですが、音戸の瀬戸。ほかにはなかなか無い狭い瀬戸の風景ですな。たくさんの船が往来しています。

音戸の瀬戸渡し舟

暗くてよく分からなかった音戸渡船の建物も、かなり古そうで渋い!手書きの「音戸渡船」の文字がなんとも味わいありますね。

「そういえば、ここはもう広島県だったな」

ということで、お昼は広のお好み焼きやさん「みっちゃん」でお好み焼きを。アツアツでこれが美味い!!地元の人しか来ないようなローカルなお店で、旅にはこんなお店がいいですねぇ。

安芸灘大橋

広から仁方へと移動し、安芸灘大橋で「とびしま海道」へと戻ります。さてさて帰ってきましたなぁ。

行きのとびしま海道「大崎下島~下蒲刈島」まで通った方とは逆側の海岸ルートで、帰りは岡村島方面へと向かうことにしました。とびしま海道は北側・南側どちらのルートを通っても、走りやすいので気軽にどっちを走ろうか選べていいですね。

とびしま海道の橋からの風景

とびしま海道の橋の上からの風景は、なんとも美しいものがあります。少しずつ、山が赤く染まり始めています。

とびしま海道の夕陽

夕日を見るために、途中から、とびしま海道南側の海岸線ルートをサイクリングすることにしました。夕日を撮るために三脚を立てたカメラマンさんたちも数人すれ違いました。これはあと10分ほどすれば、良い写真が撮れるに違いありません!

とびしま海道の夕日その2

おお!!いい夕日!!

大崎下島の南側からの夕景でした。日が暮れてしまっても、どこかその辺でキャンプを張ればいい・・・・・・・。この余裕のある感じがキャンプツーリングならではかもしれません。キャンプ道具一式もっていなかったら、宿までなんとしても行かなくては!フェリーの時刻になんとか間に合わなければ!!!と必死になってペダルを漕いでいるところかもしれません。

真っ暗な中、大崎下島の御手洗(みたらい)の町に到着。

ここも風待ちの港町として古くから栄えた町。歴史保存地区の町並み。タイムスリップしたような感じ。今は、もう街灯だけが灯って、静かな夜ですが、遊郭のあった頃の夜は、きっと煌びやかで、賑わっている風景があったのかもしれません。そんなかつての賑わいを想像しながら、夜の御手洗をサイクリング。


岡村島へと渡り、最終日のキャンプ地は無料の「正月鼻キャンプ場」にしました。まだ、岡村港から今治港への最終フェリー18:05発にもぎりぎり間に合う時間でしたが、せっかくキャンプツーリングに来たのだから、キャンプして、次の朝一のフェリーで帰ることにしました。街灯も皆無で、クルマの通行も一切なし。ここがキャンプ場で合っているのかもよく分からないような状況でのキャンプ。

遠くの島々に町の明かりや船の明かりがぼんやりしているだけで、あとは月と星の光のみ・・・・・・。

ただ翌朝は、早朝のフェリー6:50発で帰るので、とっととテント設営して、早めの就寝です。




≪とびしま・かきしまキャンプツーリング4日目・最終日≫

最終日、といっても、フェリーで今治に帰るだけですが・・・。

朝5時、まだ真っ暗な中、起床。お湯だけ沸かしてインスタントスープで体を温めます。15分ほど走って岡村港到着。朝早くなのに、すでに船を待っている島の方が何人かいました。もちろん、こんな時間に島から今治へと渡るサイクリストは皆無。ぼくも、こんな時間に初めて乗ります。

辺りがだんだん明るくなってきました。空のグラデーションが綺麗です。

岡村島から今治港へのフェリー

船の上で、夜明けを迎えました。短いキャンプツーリングでしたが、僕の旅には珍しく天気に恵まれ……。まあ、たまにはそういうこともありますわな。

「かきしま海道」の第一印象があまりに悪く、一時は「わざわざ遠くまできて失敗したか?」と思いましたが、それも思い違いだったかも。しまなみ海道やとびしま海道には無い、また違った景色を楽しむことができました。今回は、倉橋島の南側、それに江田島もまだ全然走っていないので、なんともいえないですが。また、機会があれば江田島いくのもアリかな、なんて、う~む本当かな。

「本船は間もなく、今治港へと入港いたします。着岸の際に多少の動揺が・・・・・・」

あれあれ、もう旅は終わりですか。あっという間に、帰ってきてしまいました。

ミヤタ、カリフォルニアをレストア。捨てられる運命にあった自転車が見事に再生

納屋に眠っていたミヤタ、カリフォルニア・・・・・・・・

直そう、直そうと思って一年が過ぎ、ばらしただけの状態で眠ったいた名車が・・・・・・・

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ついに生き返りました・・・・・・

といっっても、僕はレストアなどトーシロ。
ここはプロに任せなくては。

というのも、ここまでレストアを試みて、道具の限界に頓挫していたわけです。ぼくの限界です。

今治のレストア職人、「隊長」にお願いして、全編補修完了させていただきました。
ほんと、ありがとうございます。

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面河渓:石鎚山系・仁淀川(面河川)源流


愛媛県今治に移住して1年以上が過ぎた。

クルマのない僕の生活圏は自転車圏内。遠くまで行ったとしても、南は松山、北は尾道といった所。このエリアはだいぶ自転車で走り尽くしている。

ふとツーリングマップルを広げてみると、四国は思いのほか大きく、高知方面や徳島方面、20歳の時に自転車四国88ヶ所で通り過ぎたきりで行っていなかった場所が沢山あることに気付いた。とくに自転車ではなかなか行けないような山奥は、まだまだ訪れたことのない場所ばかり。

面河渓の100mをこえる壁

ということで最近、珍しくクルマを走らせて、1か月に1日ほど四国を旅することにしている。シクロの家で、旅人の話を聞いていて、まだまだ行ったことのない場所が沢山あることにも気づかされていたし、話のタネになる。そしてなにより、僕の中の旅心がうずく。行ったことのない場所に行きたい。旅の原点?


面河渓


今回訪れたのは、「面河渓(おもごけい)」。

愛媛県久万高原町、石鎚スカイライン沿いに流れる面河川の上流域にある渓谷だ。今治から西条を経由して、旧寒風山トンネルから、いの町道瓶ヶ森線(通称UFOライン)を通り抜けて、石鎚スカイラインへと抜けるルートで、クルマで3時間半ほどかかった。

面河渓の澄んだ水


最近、「仁淀ブルー」と呼ばれ、その青く澄んだ清流が有名な高知県の「仁淀川(によどがわ)」。この仁淀川の上流、愛媛県域では面河川という別名で呼ばれる。つまり、面河渓の水は最終的に高知の仁淀川へと流れ、太平洋へと流れ込む。仁淀川の源流のひとつというだけあって、その水の透明度は半端ではない。


面河川グリーン

「面河グリーン」とでも呼ぼうか・・・。というほどに、真白くつるりとした花こう岩に、エメラルドグリーンの清流が美しい。水の流れが長い年月をかけて磨き上げてきた、巨大な花こう岩が、ここにしかない風景を作りだしているように思う。


つい、渓谷の水の美しさにばかり目を取られてしまっていたが、ふと周りを見回すと、日陰になっている岩の上や木の表面は美しくコケむしている。

面河渓のこけ

ディテイルが美しい。

コケといっても、いくつか種類があるようで、それぞれ集合体を形成しているようにも見える。大きな景色を堪能した後は、小さい部分を観察してみるのもなかなか面白い。

面河渓の森

瀬戸内の海もいいが、また山の中で森林浴もいい。

面河川の上流


面河川グリーン


空が晴れてきた


紅葉の時期は、人がたくさん来るだろうから、こういう時季の平日に来れたというのが良かったかもしれない。

「船の旅 瀬戸内海」 (1967年) 保育社・カラーブックスシリーズ

神田神保町の古本屋で見つけてきた「船の旅 瀬戸内海」という保育社・カラーブックスシリーズの1冊。


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あれれ??パラパラとめくってみると、あるはずの所に「しまなみ海道」が無い?!

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奥付を見てみると発行は昭和42年(1967年)9月。しまなみ海道の最も古い橋「大三島橋」開通が1979年5月。全線開通が1999年なので、橋がひとつもないのは当たり前でした。

当時の地図をみると、今と違って船の航路が縦横無尽に張り巡らされています。海の神として信仰を集めた大三島「大山祇神社」や西日光と呼ばれた生口島「耕三寺」が大観光地として、大勢の観光客が船で押し寄せていた様子が書かれています。本文中の言葉を借りると、今治~尾道を結ぶ観光船は「瀬戸内海のドル箱」だったようですよ。

「しまなみ海道」を旅する交通手段がこの50年で船からクルマ、そして自転車へと変化してきた中で、「変わったもの」と「変わらないもの」を探せるのがこの本の面白さかも??

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当時の定価250円より50円高い、300円で手に入れた甲斐がありました。
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むらまさ


しまなみ海道
のんびりポタリスト
むらまさ

Muramasa

のんびり走るのが専門です.生まれつき方向音痴で雨男.愛車はMTBのTarow号とランドナーのJirow号.よく「モン太郎」を連れて旅しています.
2015年からしまなみに移住。

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