温泉に入りたいなぁ~。
ツーリングマップの静岡のページをぺらぺらめくりながら、温泉のマークを探す。最近は静岡市内じゃあ銭湯もめっきり減ってしまって、料金の高いスーパー銭湯がちらほらあるぐらい。市街地じゃぁ温泉出ないしな~、なんて思いながら眺めてると、ちょっと発見。
「湯ノ島温泉浴場」
お、ちょっと山奥だけどそんなに遠くない。市内から30㎞ぐらいです。旅館じゃないし日帰り専門の温泉だ!こんなとこに温泉があることは知りませんでした。いつも片道45㎞ほどの梅ヶ島へ行くことが多かったですからね。

ってことで、さっそく行ってみましょう!
マウンテンバイクのタロー号の出番です。
安西橋を渡って藁科川(安倍川の支流)沿いに国道362号を進んでいきます。この国道362は静岡から川根に抜けてるんですが、その激坂とうねうねっぷりから酷道と呼ばれてる道の一つです。今回はその激坂の手前で右に折れるので、比較的緩やかな登り、あるいは平坦な道でラクラク進んでいけます。

ここが分岐点ですな。清沢。
左に行けばすぐに地獄道が待ち構えています…「きょうはそっちの道は行かんぞ~!」と力いっぱい睨み付けてから右に折れました。

道の入り口が狭くてちょっとした坂道だったので、ちょっとビビりましたが少し行くと走りやすい川沿いの道。アップダウンも激しくなく、快適にサイクリング出来ます。途中、何人かのローディーにも会いました。

天気だけがちょっと心配。

開けた場所には必ず茶畑が広がっています。ちょうど収穫の時期で、お茶摘み…といってもお茶を刈る巨大バリカンみたいな装置で収穫している真っ最中でした。製茶工場からはお茶のいい~香りが漂ってきます。静岡だなぁ~。

湯ノ島温泉まであと○○㎞という標識の数字がなかなか減らずにヤキモキしますが、目的の…

湯ノ島温泉到着(静岡市営なんだぁ~)。山里にポツンとある素朴な感じの共同浴場ですな。駐車場もありますが結構な量の車が並んでいます。休日ということで混んでるんでしょうか。

500円を入り口の受付で払って中に入ります。「貴重品はそこのロッカーに必ず入れてくださいね!!」とかなり念押しされ、ロッカーの前まで案内してくれました…
まぁ、確かに用心するべきだろうけど…ここまで貴重品の管理にうるさい温泉ってのも初めてです。山奥ののどかそうな温泉なのに、盗難被害とか頻発してるのかな、とつい想像してしまいます…。
が、この理由は「男湯」ののれんをくぐるとすぐに分かりました。
「脱衣所、これだけぇ~??(;・∀・)」
ロッカーとか服を置いておく棚とかは一切なく、その代わり地べたに篭が雑然と置いてあり、衣類で埋め尽くされています。貴重品にうるさかった理由はこれだったんですね。鍵付きのロッカーがない、というか棚自体ないんですな(*´ω`*)納得です。
唯一ある木製の椅子には、ステテコ姿の地元の爺ちゃんたちが座って談話中です。いかにも田舎の温泉って感じでいいですな(´▽`)
浴室には、小さな湯船が一つ。露天はありませんが大きなガラス戸からは横を流れる藁科川の景色を眺めることができます。さて、お湯のほうはどうでしょうか、おじちゃんとおじちゃんの間を失礼して足をつけてみます…。
おお!!ヌルヌル系です。梅ヶ島の黄金の湯と同じような感じです。これは肌がスベスベになるアレですな。
超長湯が好きだという地元の爺ちゃんと話してたらのぼせてしまいました…(+o+)

温泉から出た後は、畳の休憩室でまったり。超自由な空間と化しています。
温泉施設の横には玄国茶屋という食堂があり、人気のようです。ちょうどおなかも減ってきたころなので…と思ってましたが財布の中身を見ると、
小銭がちょろっとあるだけ…(;・∀・)(…所持金230円)
金を持ってくるの忘れたことに今頃気づいた…orz 温泉代で500円使ってしまったのでお昼はお預けというまさかの事態。いやはや、なんちゅうこった。

電話でキャッシングのワイドさんへ…(・_・;)「あの~昼飯代…」

んなわけにはいかず、腹ペコのまま…

惰性でフラフラと市街地まで来た道を下っていきました。
湯ノ島温泉浴場
静岡県静岡市葵区湯ノ島304−3
054-291-2177
9:30~16:00(閉館16:30)
木曜定休(祝日の場合は翌日休、12月29日~翌1月2日休)
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テーマ : 湯巡り♪
ジャンル : 旅行