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「銀輪記」~自転車旅行の記憶~

最終話 小樽散策、オルゴールに寿司に運河の夜景 【北海道2009】

2009.9.26

北海道自転車一人旅の最終日。

泊まったユースホステルは6人部屋。みんな同世代の旅人・バックパッカ―。国籍も台湾やらスイスやら多種多様。
こういうのがユースホステルの良い所ですね。みんな仲良くなりました。

同部屋の皆を見送り、ぼくも出発。小樽を目指します。

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小樽駅前。自転車を駐輪場に置き、徒歩で散策することにしました。
町をじっくり見るならやっぱり徒歩ですよね(*^。^*)

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土曜日ということもあり、商店街もにぎやかです!
バザーやフリーマーケットもやってますね!見てるだけで楽しめます!!

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北海道の美味いもんいっぱい売ってますな。
食がなんでもうまいですもんね。北海道は。野菜も魚も別格。

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西川ぱんじゅう店で、「ぱんじゅう」というまんじゅう?を購入。
薄いパリパリ生地にたっぷりのあんこが入ってます。
甘党の僕にはたまらない一品です。ほかほかの焼きたてをはふはふ頂きます。

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小樽、旧国鉄手宮線の廃線跡を歩くことが出来ます。
札幌から手宮までを結んでいた手宮線。北海道で最初に出来た鉄道だそうです。

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一度来てみたかった小樽運河!!
いや~~ちょっと紅葉になっていて綺麗ですなぁ~(^-^)
こりゃあ有名な夜景も見てみたい!!

しばらくぼーーっとしていると、後ろから声が!

ユースホステルで同室だった福岡の旅人さん!
彼も小樽観光に来ていたみたいで、運河で再会。二人ともガラス館やオルゴール館の方面にこれから行くということだし、せっかくなので一緒に小樽観光をすることにします。

一期一会ですもんね。

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オルゴール館。ガラス細工なんかもすっごい綺麗でした。

しばらく観光したら僕は札幌に戻る予定でしたが、やはり夜景が見たい・・・。
ということで今夜は小樽に泊ることに。

小樽には健康ランドもあるということで、今晩はそこに宿泊。
しっかり夜景をみていくことにしましょう。

小樽運河の夜景を見る前に、時間があるのでそぞろ歩き。
ぶらぶら~~。

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せっかくなので、寿司じゃ。小樽だもん!!
「郷土料理 おおとみ」で

海鮮生ちらし!!

15種類の海鮮がてんこ盛り2100円!
いろいろな味が楽しめるどんぶり。うみゃあ!!

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そして今回の自転車旅のクライマックス!!

小樽運河夜景・・・・。

ああ・・・僕の旅が終わる・・・。

またきっと来よう。この北海道に。

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いつも旅の最後は寂しいものです。

ぼくの初めての長距離一人旅。一人旅だから、毎日自由に旅が出来ました。
今日行きたい所に今日行く。天気によって自由に予定を決める。
きままな旅。

幸せな旅でしたな。
当初の予定より距離はだいぶ短くなってしまいましたが(*^。^*)


≫北海道2009終わり

「最後まで読んでいただき、ありがとうございました」
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ジャンル : 旅行

第8話 北の都会、札幌 【北海道2009】

2009.9.25

支笏湖から千歳にサイクリングロードを駆け下り、一路、北の都会、札幌へ!!

だいぶ町になってきました。
国道沿いはだいぶにぎやかです。
札幌ドームを左に曲がり、羊ヶ丘展望台へ!

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まさかの入場に500円かかります(@@)!!たは~・・・自転車旅行の人らが来るべき場所ではないですな。

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とりあえず、クラークさんにはご挨拶しとかなければ。
羊ヶ丘…特に何もありませんでした。がっかり。

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白樺山荘のみそラーメンはうまかった(^。^)y-.。o○
濃厚なみそスープで、きくらげやチャーシューが入ってます。
プリプリ中細麺です。

札幌に来たら、行かねばならない所が!!!

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豊平区平岸!!
水曜どうでしょうでおなじみ、HTB!!北海道テレビです。

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ああ~~ここですねぇ~。
水曜どうでしょうという北海道ローカル番組の有名なロケ地。
ファンからは聖地とされている場所です。

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水曜どうでしょうという番組は、熱狂的なファンが多いんですよね。
ぼくもその一人。

HTBのキャラクター、onちゃんのぬいぐるみやロゴシールを購入。

とりあえず札幌駅方面へ。
宿泊地には札幌ハウスユースホステルをチョイス!!駅の近くです。

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札幌駅前。北海道の夕方の番組の中継をよくここでやってます。
中継してたら映ってやろうと思ってましたが、この日は居ず・・・(=_=)

自転車や荷物はユースに置いて、身軽な状態で夜の札幌へ繰り出します!!!

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北海道庁旧本庁舎。
明治21年に建てられたレンガ造りの建て物。夜はライトアップされていました。

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SUSUKINO~~~!!!
テレビで見たことありますよ~~このネオン。思ってたよりデカイですな。
札幌は人でいっぱい・・・。
すぐに人酔いしてしまいます。自転車での走行は不可能に近いですな。(地元の人は人ごみに自転車でバンバンつっこんできますが。)

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がっかりスポットなんて言われますが、時計台、なかなか雰囲気がありましたよ。
たしかに都会のど真ん中にポツンとありますが。

なんの建て物なのか知りませんでしたが、札幌農学校の演武場として建てられたものだったんですね。
来ないと分からないものですね。


≫続く

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第7話 支笏湖サイクリングロード 【北海道2009】

2009.9.23

朝飯をちょっと贅沢に!!

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苫小牧の市場で、苫小牧名物のホッキ貝丼!!!
ホッキ貝、大きくて見た目が…だけど、甘くてめちゃめちゃ美味い!
よく寿司屋では端の赤いやつをよく見ますが、生だと紫色なんですね。

こりこり感と甘みが堪りません。

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苫小牧から支笏湖へは、上り坂ですがサイクリングロードが整備されています。
そこを通っていきましょう!!

しかしこのあたり、熊のよく出ることでも有名らしく・・・ビビりながら進みます。
それにしても、サイクリストが全然いない。

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の~~んびり走っていきます。
今日は支笏湖でキャンプの予定。距離も全然ないので気楽です。

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なかなか走りやすいサイクリングロード!!

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ほどなくして、支笏湖に到着!!!

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うをぉ~~~~!!いい景色だ\(◎o◎)/!
昨日と打って変って雲ひとつない青空。

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山の中の湖畔。自然がいっぱいです・
道路からも離れているので静かで、のんびりできます。

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原っぱに寝転がり、本を読んだりして支笏湖の午後を過ごしました。

いつの間にか寝ていて、

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気づくと、辺り一面オレンジ色の世界!!!

感動です・・・なんという夕陽。
ずっとこの景色の中に身を置けたらなあ。そんなふうに思わせてくれる風景でした・

続く

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第6話 伝説の秘湯をさがす旅 【北海道2009】

2009.9.22

伝説の温泉が北海道某所、僕のルート上にある…。
断崖絶壁の絶景を望める場所にあり、泉質・温度・湯量は抜群。地元の有志の方々により作られたこの温泉は、地元の高齢者や全国の温泉マニアにも愛されている素晴らしい温泉。
温泉マニアの人なら一度は聞いたことのある有名な場所。

しかし、崩落・浸食のすすんでいる超危険な場所にあるため、行政はこの温泉を撤去するように要請、立ち入りを禁止するという事態となっており、行政と有志の方々が対立している場所でもある。



この情報を温泉マニアの方から頂いたのでした。
「もう取り壊されるのも時間の問題。北海道で一番の湯だから、自己責任で行ってくるといい」
そういう場所だそうです。

今日は一日雨の予報。
洞爺湖を出発し、噴火湾沿いに戻ってきました。
セイコーマートで補給しながら、伊達市に入っていきます。

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白鳥大橋という橋で、室蘭市内に入ろうとしますが・・・。
「自動車専用」
遠回りしないと室蘭には入れないことが明らかに・・・(+o+)

雨も強くなってきたので、絶景で知られるチキウ岬や測量山は諦め、例の温泉を目指すことにします。

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地元のお年寄りが自己責任で入浴しているその温泉は、市に許可されてるわけでなく、しかも禁止になるのも時間の問題というわけありの場所であり、地元の方々が健康のためにひっそりはいっている温泉ということもあり、場所などは一切非公開なのだそう・・・。

情報をくれた方も大体の場所だけ教えてくれ、あとは自分で探してくださいとのこと。

大体そのあたりに来たのですが、どこから入るのか分かりません(=_=)
駅と港の間を行ったり来たり。一時間ほど辺りをさまよいましたが一向に見つかりません。

諦めかけますが、ここまできたら入りたい。
勇気をもって地元の人に聞いてみることに。

一人目のおばさんは「知らない」
二人目のおじさんは教えてくれず・・・(やっぱり秘密なのか)
ようやく三人目のおじさんで有力な情報が!!
地図も書いてくださいました。まだ入れる状態にはあるとのこと。

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地図通り来たのがここ。
立ち入り禁止の看板が目印って・・・これか((+_+))

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こんな感じの道を進み・・・

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発見です!

情報では赤いトタンの小屋ということでしたが、青いトタンの小屋でした。
あとから聞いたのですが、数年前までもっと断崖にあり、崩落寸前ギリギリのところで、今の場所に移転したとのこと。現在も日に日に断崖が迫ってきているとのことです。

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小屋の中は、脱衣所と浴槽。
すべて地元の方々の手作り。入浴は無料ですが、維持のためカンパを募る箱が設置されていました。

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緑がかった温泉が、ものすごい勢いで注がれています。少し硫黄の匂いもしますね。
じゃんじゃん湯船から溢れる勢いです。

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湯加減、肌触りが抜群。
北海道一の泉質といわれるゆえんが分かるようです。

温泉をでるとその後ずっとほかほかで、肌はつるつるになりました(@@)!

僕が湯船から出ると、ぞくぞくと地元の方々がやってきました。
「勝手に入らせていただいてすみません」と事後報告で断ると、みなさん優しく外部の僕に接してくださいました。みんなこの温泉を愛していることが凄く伝わってきました。一人のおばあちゃんは、毎朝・毎晩ここに来るのが楽しみなんだとか。

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しかし実際に来てみて、やはり場所が場所・・・。ヤバい場所にこの温泉はありました。
行政に禁止されなくとも、崩落のスピードが速く、あと数年持つかどうかとのことでした。

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ほかほかの状態を維持しながら、雨の中カッパを着こみ走り続けますが、やはり雨は冷たい。
一気にカラダを冷やし、びしょびしょの状態で苫小牧の健康ランド「いといの湯」にチェックイン。
(この健康ランドは翌年、廃業)

追記:
翌々年、この近くを通ることがあり、少し気になり地元の方に現在の様子をうかがってみた所、今はもう完全に入れないとのこと。小屋もほぼ落ちかけているとか。あのお湯にもう入れないのはなんだか寂しかったですが、仕方がないですよね。

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第5話 有珠山アタック 【北海道2009】

2009.9.21

前日に有珠山へのロープウェイが強風のため運休・・・。
有珠山へ行くのを次の日、すなわち今日に延期したのでした。
ということで、今日は有珠山と昭和新山へ!!


しかし昨日ロープウェイ乗り場に行って、少し悩んでることがありました。

ロープウェイ往復1450円・・・。


た・・・たけぇ(=_=;)


かといって、ここまで来て登らないのもなんだかな。

パンフレットをぱらぱら・・・「有珠山登山道」


これだ。


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けっこうハードな山道でした(@@;)登り口までは自転車で移動、なかなかの本格派登山。
1時間半ほどかけて外輪山展望台へ到着!!

観光客は皆無です。なぜかひとっこひとりいません。
数人の登山者には、なんでここにいるの?といった目でみられたような。
(気のせいかな)

やっぱり、短パンにタンクトップ、ウエストポーチ一個にサンダルじゃあ駄目だったかな・・・。
 
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噴火湾の景色を背に、お地蔵さんがぽつり。
手を合わせて、外輪山を進みます。

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ガスがもくもく!!
さすが活火山です。山の鼓動を感じるようです。

2000年にも大噴火を起こし、おおきな被害をもたらした有珠山。
やはり多少の恐怖感というか自然に対する畏敬の念というかそういうものはヒシヒシと感じさせられます。

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サンダルなので、石ころが入ったりして、なかなか不愉快ながらも外輪山の圧倒される風景の中を進んでいきます。
奥(洞爺湖側)の最後の長い階段を登りきると、観光客が大勢いる展望台に出ました。
普通の観光客はここまで来て、ロープウェイに引き返すようです。

そこまでの凄い景色を見てきた僕には「ここまで来て引き返すなんて皆もったいないよな~~」なんて思っていましたが、理由が分かりました。

このでかでかと掲げられた看板!!

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「装備の無い方はお戻りください」

先に言ってくれよww\(◎o◎)/!サンダルで来ちまったぞい!!

ぼくの来た道は、あんまり安全では無かったようです。

しっかし、装備ってなんだ?アイゼン、ザック、ガスマスク???


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お金持ちの人がこっちから、ぞくぞくと派遣されてきては、吸い込まれていきます。

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ロープウェイ裏の展望台からは、洞爺湖、昭和新山が一望できました。

中学の理科で習った昭和新山。
数か月でこんなデカイ火山が突然現れたらびっくりしますわな。
ようやくほんまもんが見れました!


帰りも僕だけ登山。

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第4話 洞爺湖、そして野湯、オサル湯へ 【北海道2009】

北海道一人旅2009 第4話
2009.9.20

朝早く長万部を出発し、目指すは洞爺湖!!
静狩峠、礼文華峠といきなり二つの峠越え・・・。

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狭いトンネルもあったりしてなかなか大変でした(+o+)
豊浦の道の駅で少し休憩した後、噴火湾沿いに走る国道37号線から、国道230号線に左折します。

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ここから洞爺湖までは2つの長いトンネルを通り抜けますが、歩道がかなり広く、走りやすいトンネルでした。
「何キロも続くトンネルで歩道が無かったらどうしよう…」と無駄に心配してたのが馬鹿らしくなるくらいでした(・.・;)

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トンネルを抜けると、いきなり洞爺湖とご対面!

なかなか風が強く、波が荒い荒い。

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今晩、宿泊予定の大和旅館さんに到着。
あまりに早すぎて、チェックインまでまだ時間があるので、荷物だけ置かせてもらい僕は洞爺湖サイクリングに出掛けることにしました。

大和旅館はライダーズルームを兼ね備えた温泉旅館!
(詳しい記事はこちら

DSCF0574.jpg

荷物を降ろしたことでずいぶん身軽になり、とりあえず湖畔に行ってみることに!!
相変わらず、波が荒れてる。

せっかくなので、昭和新山&有珠山の観光へ!!

有珠山ロープウェイ乗り場まで、なかなかキツイ上り坂・・・。
ひいこら言って登り切りました!!!

…が…。

「強風のため、ロープウェイは運休です」

あら(◎o◎;)

できれば坂を上る前に教えてほしかった・・・。

気を取り直して、目的地変更です。
有珠山には明日来ることにしましょう。
地元のおっちゃんに「オサル湯」という野趣あふれる無料&混浴の温泉があるという情報をもらいそこに行くことに!!

混浴か(・へ・)y-.。o○

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洞爺湖からは少し離れた蟠渓温泉という所に、そのオサル湯はあるとのこと・・・。

国道453号を走り、ほどなく蟠渓温泉の集落(?)に到着。

オサル湯は、「蟠渓温泉健康センター」の裏の河原に降りていくとあるとのことなので、
河原に降りてみます。本当にこんなところに温泉があるんでしょうか??

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いたって普通の河原です。水も綺麗だし、気持ちいいですね!!
河原で遊んでる人らもぼちぼち。
魚も釣れそうですね。

んで、肝心の温泉は???(゜_゜>)

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これかwww!!!

水たまりというか、小さな池がいくつか掘ってあるんですが、これが温かい!!(というか熱すぎるのもある)
ぷくぷく下から湧き出しています。
ちょっと藻を取り除いて、川の水で薄めれば完璧。
尋常じゃない熱さの湯船(池)もいくつかあるので、事前に確認、注意は必須です。

脱衣所は一切なく、入っている人も皆無でした。

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国道からも丸見えっちゃあ丸見えですが、折角来たので入りましょう。
川で遊んでる人らが帰ったのを見計らって、ぱっと脱いでぱっと湯船に!!

いや~~ちょうどいい湯加減!!(少し藻が気になりますが)

ふと、これって混浴か?…まぁ男湯と女湯に別れてないから混浴か。

とにかく野趣あふれる最高にワイルドな温泉でした(*^。^*)
ちなみにオサルは「お猿」ではなく「長流川(おさるがわ)」からきているそう。
おすすめ温泉です。

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風呂上がりに清水農園の濃厚なトマトジュースをごくごく。

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無事、洞爺湖に戻ってきて、今度は大和旅館の源泉かけ流し洞爺温泉にどっぷり浸かりましたとさ。

続く

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第3話 大沼から長万部へ噴火湾をいく 【北海道2009】

2009.9.17

東大沼キャンプ場。
すがすがしい朝を迎えます。さすがに少し寒い。

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テントを仕舞い、今日の目的地、長万部へと自転車を走らせます。

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湖畔の道路を走っているとキタキツネの親子と遭遇。
すぐに逃げてしまいましたが、可愛らしい姿を見せてくれました。
キタキツネはエキノコックスをもってる可能性が高いから触っちゃダメとのこと。
触るまでもなく、逃げ足が早かったですな。

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素晴らしい天気。

静かな湖畔・・・。

朝飯は昨日買った食パン2枚。

国道を緩やかに登り、次第に下りに入ります。

下りの途中で、今日のお楽しみ、森駅へ右折!!!

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そしてお目当ての・・・

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いかめし!!!

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いかめし!!!!!

人気な理由が分かります。
中のもち米まで味のしみ込んだいかめし。
この味付け、イカの食感が堪らんですな。
まだ朝も早く、出来たてのアツアツを頂きました!

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「いかめし」ですっかり幸せな気分になり、口の中に余韻を残しながら噴火湾沿いに風を切っていきます。

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側道が広く、車を気にすることなくじゃんじゃん進めます!
さすが北海道の道!

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いえーーい!!

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北海道はすっかり秋の雰囲気です。

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ほどなく長万部到着!!

知る人ぞ知る安宿「中之沢や」さんに泊ることに。
かなり怪しい宿??です。
がらくたがとにかく多い!

寝袋使うと1000円です。

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中の沢屋のおっちゃんに、ゆでたトウキビを頂きました。(あと、メロンと毛ガニも・・・)
とにかく美味いもんを振舞ってくださいました。
宿1000円なのに(+o+)

とにかく美味かった!トウキビあま~~い!!

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せっかくなので、少し走って長万部温泉へ!!

温泉への近道の跨線橋は、個人的に長万部のシンボルだと思ってます(^^♪

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ちょっと熱かったけど、良い温泉でした(゜-゜)

長万部温泉ホテルは、コインランドリーもあっていいですよ。


続く。

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第2話 大沼、駒ケ岳の絶景の中でキャンプ 【北海道2009】

2009.9.16

結局、北海道に来たはいいけど、函館のライダーハウス「ライムライト」がすっかり気に入ってしまい、なんだかんだ理由つけていきなり3日間も滞在していまうことに・・・(^^ゞ

今朝も朝食のパンを頂き、いよいよ走り始めです!

8:30出発

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名残惜しいですが、函館市内を抜け、赤松街道(国道3号線)を北上していきます。
今日の目的地は、東大沼のキャンプ場に設定。
大した距離では無いですが、初めての大型一人旅にビビっていたってのもあります。

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日本の街路樹100選、道100選にも選ばれている道だけあって、赤松の街道を気持ち良く駆け抜けていきます。
どこかなじみのある東海道の風景にも似ている気がして、不思議な感覚でした。

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少しキツイ坂道を登り切り、トンネルを抜けると・・・。
大沼と駒ケ岳の絶景!!

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11:30 大沼公園の方に走っていくと、ライムライトで一緒だったママチャリ旅人のモリくんと遭遇。
さすが岐阜から走り続けているので、足の出来が違う。ぼくより断然早く到着していたようです。
一緒に大沼名物「大沼だんご」を食します。

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これがモリくんの驚愕の装備…(@_@)
部活帰りの学生にしか見えませんw
まさか岐阜から北海道まで走ってきているとは誰しも思わないでしょう!!

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大沼公園は外国人にも人気のスポットらしく、中国や韓国、台湾の方々でいっぱい。
連結自転車を楽しんでいました。

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それにしても美しい公園です。
沼というだけあって水は澄んでいませんが、島々と駒ケ岳は見応えがある風景でした。

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大沼の周りをサイクリングしていると、絶景ポイントを発見!

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美しい・・・(゜-゜)

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東大沼に無料のキャンプ場を目指し、湖岸を走っていきます。

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受付もいらない湖岸の芝生サイト。開放的で絶景キャンプ場でした!
シーズンが外れているからか、他にキャンパーは少なく、数えるほどでした。
どこでも自由に張れる感じ。

少し離れた所で、子供たちのカヌー教室も開かれていました。
カヌーも気持ちいいんだろうなぁ~(゜-゜)

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さっそくぼくは
木のそばの芝生にテントを建て・・・

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夕陽を肴にビールをぷはっと!!!
た・・・たまりません!!

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次第に日は沈み、グラデーションが星空へと変わっていきました。

ちょっぴり熊におびえながら、ぼくの初めての一人キャンプが始まりました。
この日はなかなか寝付けませんでした。


続く。

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北海道一人旅2009 プロローグ:ぼくと一人旅

―――――プロローグ


2009年の夏休み、ぼくは無性に一人旅がしたくなった、と同時に、その前の年に行った北海道が忘れられず一人旅にでました。目的地も定めず、とにかく北海道に行きたかった。一人で走りたかった。どこか遠くへ!


この年、ぼくは一旦サイクリング部から退きました。

ぼくは決してサイクリング部の一員として大人数で走ることが嫌いなわけでは無かったです。でもやはり旅の原点は一人旅。何から何まで一人でやらなければならないし、全部自分の責任。孤独でもある。でも一人旅には「自由」があって、なにしろ人との出会いが何倍も濃厚なのです。

集団で走っていると、どうしてもその中だけになってしまいます。開放的な旅のはずが閉鎖的なのです。地元の人に声をかけてもらって、コミュニケーションがとれたり、他の旅人とのコミュニケーションがとれる可能性が明らかに一人旅の方が大きい。ぼくが旅に求めているものの一つがそれでした。何十人もの集団で、決められたルート、決められた時間で同じメンツで走るのは僕の求めていた旅では無かったのです。

ぼくは2回生に上がってから、サイクリング部を休部(幽霊部員化)し、一人で走りまわることが増えてきました。


一人旅がぼくのしたい旅なんだと気づかせてくれたのは、最初の一人旅。2008年の9月に行った2泊3日の京都旅。

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初めて一人で輪行をし、初めてライダーハウスというモノに宿泊したのでした。
その時の同宿の仲間や京都大原の風景は、今でも忘れません。


●北海道への出発

2009年夏のサイクリング部のツアーは九州。色んな先輩からの誘いもありましたがすべて断り、僕は一人北海道は函館へ向かいました。

2009年9月12日の出発。

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函館での宿泊は京都のライダーハウスでさすらいの旅人から聞いた有名なライダーハウス「ライムライト」

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(この年からまさか4年連続で宿泊することになるとは、この時はつゆしらず。)
とにかくこのライダーハウスは居心地が良い。そして一泊1000円という安さ。
オーナー二人にも「明日も泊まってきなよ~」と猛烈に誘われ、天候もあまりよくないと来ている。

う~む、いきなり出発するのは余りにも惜しい・・・

しかも観光スポットも美味いもんも満載ときてる・・・

函館入りしていきなり3日間、沈没してしまう結果に。
まあ、こんなこともありまさ~


●函館で沈没

以下、沈没時の写真たち。

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初めてみた函館の夜景・・・。同室になったライダー、野口さんと温泉で意気投合し、二人で函館山をめざしブラブラ歩いていると、美咲タクシーの伊藤さんという方に声をかけられ、2000円という破格で函館一周観光を案内してくれることに!伊藤さんはぼくが自転車旅人だということを風貌から察し、破格で案内してくださったのでした。二人で2000円です。今考えると函館ではあり得ない価格です。

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函館山から教会群、ベイエリアまで、ひととおり1時間以上も周ってくださいました。

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この時見た光景。全てのものがキラキラしていて、一瞬のうちに「函館」という町に惚れこんでしまったのでした。この時の興奮を超える風景に、ぼくはいまだに会っていません。


○朝市
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○昼間の元町の散策
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○函館のご当地バーガー、ラッキーピエロの味も覚えました。
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すっかり函館を満喫してしまい、どっぷり函館にハマり、なかなか出発できそうにありませんでしたが、そこはなんとか意を決して、晴れ予報の4日目についに走り始めたのでした。

こんな沈没も一人旅ならでは。

ということで、今年も北海道のシーズンが近づいてきたことですし、ぼくの初めての北海道一人旅の様子を少しずつアップしていきます。宜しくお願いしますm(__)m
ようこそ、銀輪記へ

手にした一台の自転車は、思いがけず遠くへと私を連れていき、生活へと染み込み、ついに。

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