2013.8.22
天橋立ー豊岡1日目のお話はこちらテントが暑くてほとんど寝れませんでした…( ;∀;)
風が入ってくるようにテントを網戸モードにしますが一向に風の吹く気配が無い…あたりは静まり返っています。仕方がないので一旦出口を開けて、中のムンムンの熱気を入れ替えることにしました。
と、これが最悪の事態に。
一匹、蚊か何かの虫が入ってしまい、寝ていると耳元でブーーーーーーン…(;_:) こいつとの格闘で1時間以上は費やしてしまったと思います。ぐぬぬ・・・。そんなこんなで寝れなかったので、もうここは諦めて早く出発することにしました。

日の出前の出発。丹後半島の海岸沿いに走っていると太陽が昇り始めます。
今日は
丹後半島を
国道178号沿いにぐるーーっと周って、
経ヶ岬、
丹後松原、
琴引浜と海岸沿いを走り抜け、
久美浜辺りまで行く予定です。

小さな集落に出てはまた海岸沿いの道。こんなに早い時間に走ったのは久しぶりかもしれません。ひんやりとした風がほほをかすめていきます…。さっきまでのテントでのモヤモヤは、朝の爽快感で一気にすっ飛んでしまったようです。

6時半ごろ
伊根町に到着。伊根は
舟屋で有名なところです。海岸沿いに浮かぶように建てられた家々は、一階が船をそのまま収納できるような作りになっているのです。これはなかなか珍しい景色ですよね。ただ、海が大しけの時とか台風来たときとか大丈夫なんでしょうかね…。こんな朝早くにも関わらず、釣り人が何人か訪れていました。もちろん観光客は皆無です。
「まあ、数軒の舟屋が残ってるだけなんだろうなぁ~」なんてあんまり期待しないで行きましたが…すこし奥の湾に向かうと…

反対側の岸辺に
ずら~~~~っと舟屋が並んでいるではないですか!!パンフレットによるとその数
約230軒!!
こちらがわの岸からでは、望遠鏡でもないと見えないくらい小さく長ーーく舟屋は並んでいます。そりゃ、観光客は遊覧船で観て周るわけです。もちろんこんな時間では遊覧船も有名な向井酒造もやってませんが(笑)

そういえば朝ご飯食べてませんでした。本当は道の駅まで行こうかと思いましたが、道の駅は本線から往復3㎞ほど離れた場所…完全に行くのが面倒になり、道端でお湯を沸かし日清をば。
どこでもいつでも食べられる日清カップヌードル…
ありがとう、
安藤百福。
朝飯をぱっぱと済ませてまた走り出します。まずは小さな峠2発。いきなり汗だく。下りきると本庄という地区に出ました。ここには浦島神社があるはずです!!

8:00
北条小学校の裏手にある
浦島神社到着!!
伊根町には、
最も起源が古いといわれる日本最古の浦嶋伝説が伝わっているそうです。浦島太郎こと「
浦嶋子(うらのしまこ)」を筒川大明神としてまつっているとか。
んでもってここからもう一発峠越えです!!体感で5~6%の傾斜の坂が続きます。

荷物満載のランドナーではせいぜい登りは時速6、7km…少しスピードを落とすと、体が熱を持ってるせいかアブなど虫がどえらい数よってきます。
「あっちいけ~~!!こっちくんな~~!!!( ;∀;)」
登る事よりこっちの方が疲れました(笑)

登って下って登るとこの景色!!!丹後半島のハイライトです!!!

入り組んだリアス式の海岸に沿って道がウネウネ回り込んでいきます。車通りもほとんどなく、もちろん民家や商店も何もない区間が続きます。サイクリングやバイクツーリングには最高の景観ルートですな。補給ポイントが無いのがちょいと心配ではありますが。



9:00
丹後町
袖志(そでし)の集落が見えてきました!!

棚田で有名な場所ですが、僕的にはこの海に面した漁村の風景が好きでした!目の前は美しい砂浜ですし。

これは何を干してるんでしょうか…??知ってる人いたら教えてください。

これは…イカですよね(^^ゞ
いやぁ~暑くてたまりません。日が出てきてからは一気に気温が上がってきました。肌がさすようにジンジンしてきます。
10:00
少し走ったところの中浜という海水浴場で休憩。

トイレの横に海水浴客向けの水シャワーが設置されていたので一発汗を流します!!
「さ、最高に気持ちいいじゃないか!!水シャワー!!一気に爽快!」ついでに服も洗ってリュックに装着!!走りながら乾かす作戦です。

このあたりは丹後松原と呼ばれる地域らしい。

屏風岩。海が綺麗すぎますwwwひゃっほーー


まだ昼前ですがこれだけ綺麗な海見てたら……こういうもの食べないとバチが当たる気がして……

11:20
道の駅 てんきてんき丹後にて海鮮丼!!コリコリ白身系の魚が最高にうまかった!!(*´ω`*)満足満足
これで午後も走れます(*^^*)
するとイヨッキュ氏から
「取り敢えず琴引浜行って「鳴き砂」ですな!(*゜ー゜)ゞ⌒☆」のツイート。鳴く砂浜があるとな!!!ガンガン泣かせてやりましょう。

っちゅうことで
琴引浜到着。さっそく泣かせてやりましょう!!
ん??
あれ??
なんどやってもウンともスンとも言いません…。おかしいですね。場所を変えてみたりしますが…
「貴様になど泣かされるものか!100年早いわ!!!」っちゅうことでしょうか( ;∀;)

網野まで来てようやくコンビニが(笑)
スポーツドリンクで「アミノ」酸補給です。(
網野でアミノ…ドッカーーーン!!)

海側は快晴なんですが、山側には嫌な感じの積乱雲が…なんだかゴロゴロ言っています。
豊岡在住のアイパッチ博士氏からは、
「豊岡は大雨洪水警報&雷ゴロゴロ」の知らせが( ;∀;)

16:50
このまま久美浜でキャンプすべきか…豊岡まで行って安いビジネスホテルに投宿すべきか…ソフトクリームを食べながら悩みます…(;´・ω・)うむ
久美浜で宿を探すか、豊岡まで行って宿探すか……久美浜の道の駅でキャンプはるか……
久美浜で宿を探すか、豊岡まで行って宿探すか……久美浜の道の駅でキャンプはるか……
一日中猛暑にやられて、思考回路がぷっつん。
「とりあえず、展望台のある兜山登ってくるか。」
登り口はここ…と。

うわああ!!激坂(´゚д゚`)来なきゃよかった!!!
ちっこい山だと思って油断していました…急激にどっかーーんと登っています。舗装路ではありますが…。

17:20
でも、辿り着いた展望台はまさに天空に浮かんでいるよう…

そして久美浜の絶景がぼくを迎えます…。今日はよく走ったなぁ…。心地よい疲労感。山頂には気持ちいい風が吹いています。


実はこの場所、かつてからずっと来たかった場所だったのです。Twitter始めた当初からお世話になってるフォロワーさんがこのあたり在住でよく絶景の写真とともにこのあたりの名所、隠れビーチなどを教えてくださっていたのでした。なかなか行くことが出来ず何年もたってしまいましたが、ようやく、ようやく来れました。こんなに激坂とは思わなかったけど(笑)
とりあず豊岡の大雨洪水警報も解除されたとの情報なので、少しでも前に進むため豊岡を目指すことにしました。

京都府ー兵庫県境の峠を一つ越え、豊岡市入りです。

18:50
豊岡駅前到着。

何軒かあるビジネスホテルに電話を掛けまくり、「訳アリ」だけど一番安い部屋をゲット。格安で屋根のあるところに泊まれることになりました。これで夜の雨をやり過ごせそうです。明日の朝までに上がっているといいですが。
走行距離:98.7km
獲得標高:1384m
テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行