「銀輪記」 自転車旅の記憶!!
~ただただ遠くへ行きたい雨男とクマの旅路~

荒れ模様の日南フェニックスロードは鬼の洗濯機|DAY4

2014.2.13 宮崎ー日南

宮崎―日南


小倉を出発した東九州旅、その4日目です。

ここまでの記事はこちら↓
静岡から北九州へ輪行、dipへ集合|プロローグ
初日からの寒雨夜行便~小倉別府100キロ|DAY1
どこか寂しい佐賀関~別府延岡激走150キロ|DAY2
クルスの海…願いが叶うという宮崎の十字海|DAY3

早朝の宮崎市ヤシの木

朝、まだ暗さの残る宮崎市を出発。

今日明日の天気予報は・・・昨夜のニュースでは昼過ぎには雨が降り出すと言っていましたので、午前中に出来る限り走り切りたいところです。

昨日、願いが叶うというクルスの海で「明日も天気になりますように」とお願いしたのですが・・・(;・∀・)


宮崎市より南側は注意していないと街がなくなってしまいますから、雨の中テントを張って野宿・・・という事態になりかねません。こんな時は常に天気の様子を見ながら、どこまで走るべきか「判断」を誤ってはいけませんな。

50kmほど南下すると「日南市」という街があります。その後は都井岬を周るかショートカットするかで距離が数十km変わってきますし、その場合、大きな町は鹿児島県に入ったあとの「志布志市」、あるいはかなり先になりますが「鹿屋市」辺りなら安く泊まれそうな場所がありそうです。そのあたりを「判断」していくことになります。

ただ、こーじさんに教えていただいた日南海岸のハイライト「国道448号線(都井岬へと向かう日南海岸ルート)」は晴れの日に走りぬきたいなぁという気持ちもあります。

なかなか難しいところ・・・

宮崎県宮崎市サイクリング

交通量が多くなる前に国道220号を南下して宮崎市街を抜けました。宮崎南バイパスという自動車道の側道は、自転車も走れるようになっており、画的にはヤシの木の整列した南国ムード満載なのですが、いかんせん冷たい風が強く、体感的には全然南国ではないわけです。雲行きもいかにも怪しい感じです。


ちょうど巨人軍が宮崎キャンプしているスタジアムの横を通過し、ちょっと迷子になりながらも地元の人に道を尋ねつつ、青島という場所まで来ることが出来ました。もうここからはとにかく海岸沿いを道なりに南下していけば日南市まで辿り着くことが出来るはずです!!

「よっしゃー!一気に走り抜けるぞ!」

カレーさんに差し入れていただいた“くろがね羊羹”に朝飯代わりにかじりついていざ日南海岸突入!!!


次の瞬間、突如、猛烈な雨が・・・!!

午後から降り出すという予報が、だいぶ巻いてきたようで午前中のうちになるべく遠くまで走るという僕のプランは早くも音を立てて崩れていきます・・・。なんてこった!

堀切峠日南海岸宮崎の絶景ポイント

雨の堀切峠!!

2本のフェニックス(カナリーヤシ)が印象的。

鬼の洗濯板と呼ばれる、砂泥互層が波で浸食された波状岩地帯を望む絶景ポイントで有名な峠です。海はかなり荒れていますが、その迫力には圧倒されました。もしかしたら、晴れののどかな堀切峠のポカポカ風景よりもかなり珍しい風景に出会えたのかもしれません。これはめちゃくちゃラッキーー!!

と、ポジティブに考えていないと“やってらんない”ほど、雨が強く冷たい訳です(笑)

鬼の洗濯岩日南海岸ハイライト

道の駅フェニックス前の展望所からの風景・・・。

嵐の日南海岸

怒号のごとき波の音が強烈で、波打ち際では波しぶきが白く舞い上がっています。

色彩のない、灰色と黒色と白色だけの風景が、ダイナミックなうねりをみせています。

ともすれば、飲み込まれてしまうんじゃないかと思うほどです。

これだけ荒れる日南海岸は珍しいらしい

カッパを着ていても、雨が染み込んできます。

とにかく先を目指して国道220号線、日南フェニックスロードを南下していきます。

NCM_1965.jpg


指先の感覚から順々になくなっていきます。鼻水もとめどなく流れて来て顔は雨と汗でめちゃくちゃです。

もはや鬼の洗濯板というより、鬼の全自動洗濯機に放り込まれたような感覚とでも言いましょうか(笑;)

鬼の洗濯板

出来る限り遠くまで走りぬいてやろうなどという当初の意気込みはどこへやら・・・。もう完全に気負けして意気消沈。サンメッセ日南の有名なモアイ像など、到底見るような気にはなれず、とにかくロースピードでノロノロと南下していきました。


家がチラホラと見え始め、日南市がもうすぐ近いと思われるところまで来ました。


セブンイレブンで休憩してから、少し走るとどうやら日南の街、油津まで辿り着いたようです。朝から羊羹しか食べていなかったので、お腹はぺこぺこ。油津の入り口にあったファミレスJoyfullに飛び込みました。鳥天定食とドリンクバーを注文し、一目散に暖かいコーヒーで体を温めます。

日南市油津で雨宿り

雨は一層強くなり、暖かいファミレスの中にいるとますます走る気力がなくなっていきます。ここで止まるにしても、さてこれからどうすればいいのか・・・。

志布志や鹿屋までこの雨の中向かうのは、あまりにも絶望的状況です。

連日の100km超えは運動不足の体にはかなりキテいます。

参ったなぁ、どうしようかなぁ・・・


鳥天を突きながらツーリングマップルをぺらぺらめくっていると、今いる油津のページに

「たのもし」

というメモが書いてあるのに気が付きました。


「・・・そうだ!日南には一泊1500円のライダーハウスがあるんだった!!」

完全に忘れていました。出発の直前に予定ルート上のライダーハウスをチェックしていて、別府と鹿屋、そしてここ日南の3ヶ所をメモしておいたのでした。

僕はなぜか大慌てでライダーハウスたのもしさんに電話を入れました。

余りにも急な宿泊の電話にも関わらず、オーナーさんはとても親切に対応してくださり、泊めていただけることが決定!!「今外出中で2時間ほどしないと戻れなくて申し訳ない」とのことでしたが、そんなこと全く申し訳なくありません!もう泊めていただけることが決まっただけで、号泣ものなわけであります( ;∀;)そうです、ぼくにはドリンクバーという強い見方もいるのですから。


予定より1時間ほど早くオーナーさんが帰宅してきてくださり(買い物もせずに直行で戻ってきてくださったみたいです)、もう来てくだすって大丈夫ですよという連絡が入りました。僕が大変に恐縮しきっていると、「寒いでしょうから風呂も今沸かしていますから」と・・・。本当に地獄から神様に救っていただいた心地でした(;_;)

雨が冷たすぎるので油津の安宿に投宿

ライダーハウス元大仙旅館たのもし

広島カープのキャンプ地でもある日南市天福球場のほど近く、元々旅館の建物をそのままライダーハウスとして使っているようです。2匹のわんちゃんの熱烈な歓迎を受けたのち、温かいお風呂を頂きました( ;∀;)

油津のライダーハウスたのもし

しかも驚くべきことにお布団付きのお部屋(´゚д゚`)!!自転車も屋根の付いている場所に置かせていただけました。

助かったぁ・・・( ;∀;)

この時まだ午後の2時過ぎでしたが、ぼくは安心したのか疲れ果ててしまったのか泥のように眠り、気づいたら夜になっていました。

地獄のような鬼の洗濯機の中でめちゃくちゃにされた午前中からは一転。日南市のライダーハウスに助けられて以降、それはまるで天国に来てしまったような心地でした。そして、ちょっとこの日南という町に興味が沸いてもきていました。どうせ明日も雨予報なのでもう1日、ここに滞在してみようかなという気持ちになってきました。

飲み屋の大将に教えてもらった「飫肥(おび)」という城下町も気になります。明日、足を延ばしてみましょうかね。

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「おかめ亭」油津駅前の名居酒屋で宮崎の味を|番外編

地獄のような鬼の洗濯機の中でめちゃくちゃにされてなんとか日南市に辿り着いた日。

夜は助けてもらったライダーハウスたのもしさんに教えていただいた居酒屋さんへ。


もう暗くなった油津の町なかを傘をさしながら歩いてみて、油津の駅前、赤い灯篭が目印の居酒屋「おかめ亭」さんへ。

油津駅前おかめ亭

ちょうど祝い事のできた日でもあったので、奮発して宮崎の郷土料理を堪能させてもらいましょう。

もうそれは檀一雄の名著「美味放浪記」の檀さんになった気分です。

おかめ亭は民芸居酒屋の和風な佇まいで、ぼくはカウンター席に座りました。白い髭で紺色作務衣の大将がカウンターの前で宮崎の郷土料理や新鮮な魚などを料理してくれます。

新鮮なアジの刺身日南油津おかめ亭

まずはアジの刺身を。

九州特有の甘い刺身醤油で、このプリプリのアジがたまりません。宮崎は魚の美味さも抜群なんですな。

油津おかめ亭の鳥のたたき

そして続いて地鶏のたたきを。

ぼくは生の鶏肉、初体験です。どんな味わいなのかワクワクしながら箸を伸ばします。ショウガやニンニク、ネギの薬味と一緒にこちらも九州の甘い醤油でいただきます。鶏肉独特の歯ごたえが楽しく、鳥の新鮮さが際立ちます。また薬味と醤油と鶏の旨みがそれはそれは素晴らしくうまいので、熊本の馬刺しにせよ、宮崎の鳥刺しにせよ、なにせ地元ではまずお目にかかることが食すことが出来ないことが悔しいくらいでした。

これは癖になってしまいそうです。

おかめ亭の豚のなんこつ味噌煮日南の絶品

そして特筆すべきはこちらの一品料理。

豚の軟骨を味噌で煮込んだものなのだそうですが、甘めの味噌の味付けで、豚の軟骨までこりこりと食べることができ、こちらも初めて食べた食材でした。

まさに隠れた名店、絶品の数々でした!(別に隠れてねぇよ、と大将に怒られそうですが(笑))

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旅は飫肥という名の素敵な城下町にて|DAY5

2014.2.14 日南ー飫肥

飫肥


小倉を出発した東九州旅、その5日目です。

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飫肥駅

一日雨予報ということもあり、この旅初めてのオフ日を取り、もう少し日南市を見てみることにしました。

宿泊していたライダーハウスのある油津から、数キロ北へと向かった場所に「飫肥(おび)」という城下町があるそうである。これは手持ちの地図でも確認済みで、少し気にはなっていたものの、飲み屋の大将に飫肥という街について聞いてから突如興味が沸いてきて、雨の様子を見て足を運ぶことにした次第です。

大将の話によると、江戸時代の人の背の高さが低かったことが実感できる屋敷が沢山あるとか。

小村寿太郎の出身地でもあって、城下町は上品な気風があったらしく昔は「嫁は飫肥からもらえ」と言われたとか(笑)


お昼頃、雨が上がった隙に荷物無しのランドナーでライダーハウスを飛び出し、油津駅前の直ちゃんラーメンで豚骨ラーメンとチャーハンを食べてから、鈴木自転車店でチェーンに油を注してもらってから飫肥へと向かいました。


飫肥駅で観光パンフレットを入手し、いざ飫肥散策です。

飫肥城下町メインストリート

日南市の市街地を抜けると、両側に江戸時代調の建物やお店の並ぶストリートにでました。

飫肥の町ですな。


まず歴史的建造物のうち一番手前にあった「旧高橋源次郎家」へと向かい、入ってみることにした。

旧高橋源次郎邸

旧高橋源次郎邸


飫肥の街並み

600円(学生は450円)で6ヶ所の屋敷や施設を見学できるチケットが売られていたので、これを買って散策することにしました。

旧山本猪平邸

旧山本猪平邸


絢爛豪華な飫肥の雛人形

つるし雛と雛人形

ちょうど雛人形の展示をしていました。


小村寿太郎の出身地飫肥

やはり小村寿太郎はここの有名人らしいですな。


飫肥藩主伊東家の屋敷、豫章館

飫肥藩主伊東家の屋敷であるという…

飫肥藩主伊東家の屋敷、豫章館の屋根

豫章館


そして、パンフレットやガイドブックでは飫肥というと必ず出てくるこの城前の…

飫肥城大手門

飫肥城大手門

立派な佇まいです。大手門をくぐり、苔のむした石垣の間を歩いていきます。ほかに観光客の姿はほとんど見ず、静かでちょっと緊張感のある空気が漂っていました。

飫肥城

飫肥城の苔むした石垣

飫肥城石垣と飫肥杉

本丸には立派な飫肥杉が

本丸には立派な飫肥杉が整然と立ち上がっており、他の古城の本丸にはなかなか無い特異な風景が広がっていました。苔むした風景は、雨上がりのじめっとした雰囲気の中で見るのが一番素敵であると思われます。



しばらくの間、この天に一直線に延びた飫肥杉に囲まれながら

この上なく美味い空気を堪能していました。



共通チケットで歩き回った各施設のスタッフさんとても親切に案内して下さり、雨が再度降り出して、軒先で雨宿りしていた時などは、「寒いでしょうからどうぞ温かい中で雨宿りしてください」と声をかけていただきました。ところどころで飫肥の方々のおもてなしの心みたいなものを感じ、それは素敵な町並みをもっと素敵なものに見せてくれたようです。こじんまりとした場所にぎゅっと歴史が詰まっているようなそんな町で、ぼくはとても気に入りました。

雨のおかげで、日南に留まることになり、本来来れなかったはずの飫肥という素敵な町に導かれたようです。

あながち雨も悪くない・・・かな。

飫肥の武家屋敷通り

この後も歴史資料館や武家屋敷通りなどなど町中を散策してから、飫肥の町を後にしました。



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桜島が見えた、開聞岳が見えた|DAY6

2014.2.15 日南ー垂水

日南ー垂水


小倉を出発した東九州旅、その6日目です。

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旅は飫肥という名の素敵な城下町にて|DAY5

日南から都井岬めざし夜明け前の出発

飫肥でのオフ日を経て、疲労はだいぶ回復。なにより天気予報がお日様マークを表していることはなによりの活力剤となっています。左ひざの痛みはちょっと気になりますが・・・。気が付いたら僕の日本一周旅のゴールでもある鹿児島市まであと少しの所まで来ています。九州もだいぶ南の方まで来たようです。


これから走るのは宮崎でこーじさんに教えていただいた日南海岸ハイライトの国道448号線!!


素晴らしい景色が待ち構えているのは間違いなしなわけです。とにかくたくさん走りたい一心で、陽が昇る前のまだまだ暗い中を出発。ライダーハウスたのもしのご主人に「行ってきます」の挨拶が出来なかったのが心残りではありますが・・・。

宮崎の日の出

夜が明ける・・・。

南郷町までの国道220号は、このあたりの道では多少交通量が多かったものの、国道448号線を都井岬方面に曲がった途端に交通量が激減しました。宮崎最南端の都井岬に寄らない限り、こちらの遠回りルートを通ることはなかなか無いのでしょう。サイクリングには絶好の道と言えるかもしれません。

日南フェニックスロード(南郷町)

少しアップダウンが続きます。

南国

まだ朝早いため開店前である道の駅なんごうを少し行った辺りの景色は素晴らしく、風にそよぐヤシの木、朝靄を上げる穏やかな海、浮かぶ島々、奇岩、青空、すべてが調和して美しく、それは言葉になりませんでした。

シーサイドラインを行く国道448号線

こんなにも気持ちの良いサイクリングがあるでしょうか・・・。

石波海岸日南

誰もいない石波海岸の砂浜には、少し高い波が打ち寄せ、その波音はまるで心地よい音楽を聴いているかのようです。

R448国道448号

国道448号。この辺りの、少し洗練されていなくほとんど車の来ない道路や、沿線のポツポツとあるぐらいの家々の風景、そして細く長く空に向かって伸びるヤシの木の風景は、僕が日本の南の方にどんどん近づいていることを知らせているようです。

影

R488日向灘を横目に気持ちの良い道が続く

日向灘を横目に気持ちの良い道を昇ったり下りたり。

ほどよい起伏がサイクリングにアクセントを与えます。

景色は抜群、誰も住んでいない区間が続く

高い所から見下ろす日向灘は、あまりに広大で、広大過ぎることでだんだんに景色が平面になってきて、逆にその広さが分からなくなってしまいます。一枚の壁紙を見ているかのような感覚です。

野生馬の生息するという都井岬を目指す

野生馬の生息するという都井岬を目指します。

漫画のサイクル野郎にも登場する岬です。


今回の旅で是非行ってみたい場所の一つでした。サイクル野郎を読んで、最後にこの東九州の旅を決意したと言っても過言ではありません。この漫画を出逢い、そして読めたことは、僕に何とか時間を創りだして自転車旅に出る気力を呼び戻してくれたのでした。

宮之浦の海は荒波に

宮之浦の海はなかなかの荒波。

ここから都井岬までは、上り坂が続きます。登りになると、どうも左ひざが痛み出し、自転車を押して登ったりしながらだましだまし登っていきます。痛いからと言って諦めるわけにもいきませんし、とにかく前に進むしかないのです。

都井岬の駒留

ようやくのことで、都井岬の入り口、有名な「駒留の門」に到着しました。野生馬が逃げないように管理している門ですね。

この駒留の門、サイクル野郎でも出てきた建物と全く同じ建物でした。当時から建物は変わっていないのですね。それとサイクル野郎に登場する日本各地の風景が、かなり忠実に描かれていたことにも驚きました。


駒留のおばちゃんに管理料を払おうとすると、なんと自転車は無料でいいとのこと!!そしておばちゃんはブログをやっているらしく、写真を撮らせてほしいとのこと。
都井岬の野生馬をみにこんね~^^ 駒止めおばさんの奮闘記
↑後日、ブログに訪問させて頂いたらしっかり載せてくれていました(*^^*)


都井岬への道を進むと、そこらじゅうに「馬糞」が落ちています。

いつ草むらや木の陰から馬が飛び出してくるかも分からない妙な緊張感がありました。


そうでした・・・ぼくは動物が苦手なのでした(´゚д゚`)

御崎馬と呼ばれる野生馬

わ!!!御崎馬が突如出現!!

近くに来ると怖い

近くに来るとなかなかの迫力。

草を食む音と、馬の鼻息が聞こえてきます。辺りは本当に静かなのです。ほかに観光客の姿は皆無ですし。こんな状況で馬に襲われたら、助けを呼んでも誰も来そうにありません・・・。緊張。

数えるほどの野生馬にしか出会うことはできなかった

いつでも逃げれる体勢で、逃げれそうな距離感を保ちつつ、写真を撮影・・・。


都井岬はちょっと前までホテルなどもたくさんあった観光地のようで、当時のホテルは全て廃墟と化しています。そこを闊歩している馬とその廃墟ホテルの背景を見ていると、まるで馬の惑星に降りてしまったような妙な気持ちになってきました。まるで、人間が誰もいなくなった後の世界を見ているような気さえしました。

小松ヶ丘広場ー都井岬

小松ヶ丘広場の展望台で記念写真を撮り、都井岬を後にしました。


もう充分に日南海岸には満足したので、あとはとにかく鹿児島市の近くまで走り抜けることにしましょう。

串間の町を抜ける

串間の町。久々に町に戻ってきた感覚があります。

ダグリ岬近くの白い砂浜

町を抜けるとまた美しい海岸沿いを進みます。ダグリ岬近くの白い砂浜が印象的でした。

志布志を抜ける

志布志を通り抜け、

大崎町大隅半島横断

大崎町へ。

ここから海を離れて内陸方向に進み、大隅半島を横断するルートを取ります。

大隅半島中央部の盆地を抜ける

いくつかの盆地状の田園風景の中を進む直線的な道路を走り抜けます。なかなか足が重く、しかも左足の痛みは悪化。上り坂だけでなく、平地を走っていてもなかなかの痛みです。右足をなんとか使いながらペダルを回していきます。走っては地図を確認し、思ったよりも全然に進んでいないことに落胆しながらもそれを繰り返して進んでいきます。

鹿屋大橋と高隅山

高隅山を見ながら、西へ西へと進んでいきます。国道220号は鹿屋の市街地を通らずに迂回しており、

鹿屋の町を鹿屋大橋から望む

とちゅうの鹿屋大橋からは鹿屋の町が一望することが出来ました。

佐多街道の新道を抜ける

トンネルを抜けると新しくバイパスが出来ていたので、そちらを通ることにしました。

地図によるともう錦江湾のすぐ近くまで来ているはずです。もうすぐ日が落ちる時間帯・・・影が長く延びてきました。



そして次の瞬間・・・。





桜島が姿を現す


桜島が見えた・・・・・・


錦江湾とその向こうには薩摩富士開聞岳が


開聞岳が見えた・・・・・・


この辺りから見えるとは思っていなかったので、とても驚いたと同時に、「来たなぁ」と思いました。小倉からずいぶん走って宮崎も回ってここまで走ってきたなぁという感覚。その距離感が両脚に蓄積しているのです。


そして、

これで終わりだなぁ・・・

とも思いました。


感動的な夕陽


陽が山際へと落ちて、今日という日の終わりが近いことを告げます。

青かった空が、海が、濃い橙色一色に染められていきます。


急激に僕の旅も終わりが近づいてきた感じがしました。


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鹿児島中央駅で線を結ぶ|DAY7

2014.2.16 垂水ー鹿児島

鹿児島


鹿児島中央駅・・・


6年前、ぼくはこの駅から西日本縦断に挑戦し、そしてその4年後にこの駅から日本縦断を始めました。

ぼくにとっては西日本の旅の起点とも言えるこの駅は、僕の中では特別な駅であり、今回の旅の終わりにふさわしいと思われました。

と、同時に

6年間走り続けてきた旅、あるいは「日本中を走り尽くす」という当初描いていた僕の目標のようなものに、一度終止符を打つ場所としてふさわしい気がしたのです。




鹿児島ライダーハウスたるみず

昨晩は…

幾つかの奇跡と強い縁によって、10年間の歴史に幕を閉じる間近だったライダーハウスたるみずに導かれるようにして辿り着きました。ぼくの大切な人の思い出の地であり、訪れてみたかったライダーハウス。もうすでに閉所したものとばかり思っていましたが、奇跡的に3月2日まで開所されていることを知ったのでした。あと2週間で閉鎖というタイミングだったのです。


そしてすっかり記憶から消え去っていましたが…

垂水のライダーハウスのオーナーとは、日本縦断の時に阿久根のライダーハウスでお会いして旅談義を交わしたことがあったのでした。阿久根のあの日は、何かと不思議な出来事が多く…ぼくの人生をも大きく変えた日でした。(詳しいお話は、ぼくとお会いしたときにでも)


京都人のオーナーにとって、垂水へ移住してライダーハウスを開いた10年間はそれはそれは掛け替えのない素晴らしい時間であったそうで、ライダーハウスを辞めて今度は自分が旅に出ることを決意はしたものの、次のステップに進むことへの不安と、辞めたことを後悔するんじゃないかという不安に押しつぶされそうになりながら、残りの一日一日を過ごしているようでした。

垂水のオーナーはライダーハウスを辞めて、ぼくは6年間の旅が今日で終わる…


朝起きてからも何か気力がどこかに行ってしまったようで、ぼーーっとしていました。

錦江湾を北上

昨日の夕陽を、桜島を、開聞岳を見た時点で、なんだか僕の旅は終わってしまった気がして、ある意味「惰性」ともいえるような走り方で、桜島に吸い寄せられるように走っていきました。

鹿児島のシンボル桜島へ

桜島は噴煙を上げていて顔は砂っぽい

桜島には人が住んでいて学校も病院もある

桜島には人が住んでいて学校も病院もあることには驚きました。島の東側には溶岩地帯が広がっていますが、西に進むにつれて町がチラホラ見えてきたりします。それと、大正時代の噴火で桜島は大隅半島と繋がってしまったので、陸続きの島になっていることも行ってみて初めて知ることとなりました。

なかなか行ってみないと分からないものです。


旅をしていると「行ってみないと分からないものだなぁ」というのをつくづくと感じます。


「あそこはこういう所だったよ」とか「さっき行って来たらこうだった」という話よりも「今、ぼくはここにいる」ことによって得られる事の方が何倍も新鮮で面白くて楽しくて…、その新鮮さというのは何物にも変えられない価値のあるものなのです。少なくとも、僕にとっては。


桜島の昭和臭ただようカラーペナントを手に入れたぞ

桜島の物産館で昭和臭ただよう「カラーペナント」を手に入れ、

DSCF7308.jpg

フェリー乗り場近くの生協で弁当を買って、海を見ながら昼ご飯を食べました。

海の向こう側には鹿児島の街が見えています。

桜島フェリーで鹿児島市街へと渡る

自転車に乗ってフェリーに乗り込む場合のフェリー乗り場の入り口がどこにあるのか少し迷いましたが、何のことは無く、自動車が入る料金所に自転車で乗り込めばいいのでした。

250円、15分の船旅。

桜島から鹿児島市街へと渡ります。


鹿児島市街の大きな通りと、フェリー乗り場、鹿児島中央駅の場所は、だいたい頭に入っているので…

鹿児島市内パース通り

なんとなくこっちだろうという道を走っていけば、見覚えのある道に出ます。

あとはずっと真っ直ぐ走ってさえいれば駅には着くのです。


6年前、桜島を見に行くために走った道のりを、逆方向へと進んでいきます。

あの時はこれから始まる「旅というもの」に心躍らせ、高揚し、期待に胸を膨らませていました。


そして今は、特に感動するでもなく、かといって悲しい感情でもなく、「もうこれでいいかな」といった感じの満足感というか、自分でも不思議なくらい落ち着いた心持ちになっています。

鹿児島ナポリ通りを行くもうすぐゴール

見覚えのある観覧車が見えてきました。

旅のゴール、鹿児島中央駅

14:40 鹿児島中央駅に到着。


終わったなあと思いました。満足感に満たされて初めて、「これで旅を終えてもいいかな」とも思いました。かつて「もうこれ以上はいいや」って思ったことはまず無かったように思います。自分の中の日本一周でポカンと開いていた九州の東側を走ることが出来て、なにか突っかかっていたものが不意に取れたような感じがしました。


僕の旅に関わってくれた全ての人に感謝したい気持ちで一杯でした。


…ここからまだ旅を続けて熊本や長崎、佐賀や福岡を走りぬけることも考えていましたが、ここが潮時のような気もしました。



それと絶対にもう二度と来ることが出来ない「ライダーハウスたるみず」という場所にもう少し滞在して、垂水という町をもっと見てみたい気もしていました。

僕はこれ以上は進まないことを決意し、鴨池港から今朝、鹿児島へと発った垂水へとフェリーを使って戻ることにしました。

昨日初めて来たはずの場所なのに、フェリーの甲板で冷たい風に吹かれていると、なんだか自分の家に帰るようなそんな気持ちでした。垂水に帰ります。

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終わりに。垂水ライダーハウスで過ごした日々|エピローグ

エピローグ


僕はしばらくの間、垂水のライダーハウスに滞在することにしました。


最初は留まる事は考えていませんでしたが、結果的にそうなったのです。

そういう風が吹いたのです。


垂水という町の空気がそうさせるのか、桜島の火山灰がそうさせるのか。

垂水の朝は冷え込み

朝がカーテンの隙間から洩れ・・・

じきに幕を閉じる旅人の家は、いつもと何も変わらない静かな朝を迎えています。

旅人たちの家

日本のフロリダ大隅半島

歴史は壁に刻まれる


旅人の話し声は壁に刻まれ、時間を記憶しているかのようです。


桜島はみていて飽きない



人間誰も、時間からは、時間だけからは逃れることはできない…

せめて旅の間だけ、僕が時間を支配してやるんだ…



とにかく時間を考えない、時間に追われない、時間に縛られないで過ごしてやろうと思いました。こんな贅沢なことはありません。でもそれが出来るのは僕には唯一、旅なのです。旅は現実であり、また現実ではないのです。


路次を歩く

垂水、秘密の温泉

伝説的うまさのカンパチ漬け丼とアラ煮


当てもなくブラブラと歩いては、小さな公衆浴場の温泉で火山灰を流し、漁港の食堂でカンパチに舌鼓を打ちます。

都会のどんな高級料亭の芸術的な料理の数々よりも、田舎の漁港の漁師飯が一番美味で贅沢であるように、田舎の爺さん婆さんが毎日通い詰める源泉かけ流しの共同浴場ほど、素晴らしく贅沢な温泉はないのです。

骨まで食べられるカンパチのアラ煮は、ほろほろと口の中で蕩け、しゃくしゃくとした骨の食感といい、こんなにうまい食いものはありません。


ぼんやりと時間は過ぎていく

ただ、特別に垂水でしたことと言えばそれくらいで、あとは何をするでもなく堤防に腰掛けて桜島をぼーーっと眺めたり、横になったりしていました。

こんな風に垂水では過ごしていました。


ある時は、津のみずぼうずさんとのご縁で鹿児島のいわくらさんとお会いすることができました。垂水からは鹿児島市の鴨池港へフェリーが出ているので、気軽に対岸の鹿児島市街へと渡ることが出来ます。

気に入ってしまった船旅

何度か鹿児島側と大隅半島を行き来しましたが、ぼくは必ず甲板で風を受けながら桜島を見ていました。

船が進むにつれて、桜島の表情は全く変わってくるのです。

その変わっていく様をぼんやりと眺めるのが好きでした。

山形屋、鹿児島市街の歴史あるデパート

錦江湾の東と西の風景はそれはそれは対極的で、船は路面電車走る大都会と湯の香かおる田舎町を結んでいます。

いちにいさんで黒豚を頂く

いわくらさんには、薩摩の気質が染みついたような芋焼酎とこの上なく上品な味わいの黒豚を堪能させてもらいました。インターネットの世界ではずっとお世話になっていた方ですが、お会いするのはこの時が初めて。2時間や3時間じゃ到底話尽くせなく、もっと色んなお話を伺いたいのですが、楽しい時間というのはあっという間に過ぎ去ってしまいます。

ぼくは旅をしていて得たものの中で、人との縁ほど僕の財産となったものはないように思います。


部屋で本を読んでいるだけでは、この瞬間は存在しなかったのです。

家を飛び出したことで、いろんなことがぐるぐるとかき回されるように、僕の中にも外にも変化が起きて。小さな奇跡の積み重ねで今この瞬間があり、今、自分がここにいることを実感しました。



鹿児島から垂水へ帰りの船の中で、僕は自転車旅を始めたばかりのことを思い出していました。

最初から自転車で旅をしようなんて考えてなどいなかったのです。小さな小さな奇跡の積み重ねで、結果的に自転車旅をすることになったのです。今考えると、それはずっと前から決まっていたことのようにも思いますが。そして、その瞬間瞬間は僕に関わってくれた全ての人のお蔭で存在していたのでした。



僕は帰ることにしました。


帰るとき


確実に僕は「終わり」というものを感じました。

でも、数年後に思い返してみた僕は、そこに「始まり」を感じるのかもしれません。



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東九州縦断小倉~鹿児島サイクリングツアー2014のもくじ


  プロローグ 小倉―別府
  別府ー延岡 延岡ー宮崎
  宮崎―日南 飫肥
  日南ー垂水 鹿児島
  エピローグ

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旅スケッチ~九州自転車旅で出会った風景を日記に書き溜めたもの

旅の間の日記というかメモというか、そういったものは「野帳」につけています。野帳は測量や地質調査、土木建築系などで野外で使う用のノートで丈夫で多少水にぬれても問題ありません。文学的センスのまるでないただの備忘録のような日記ですが、その中にスケッチを入れたりしています。ボールペンで短時間で描いた、こちらも備忘録のようなものです。

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先日の九州旅の中から何枚か駄作を披露です。

dipさん北九州のパン屋
小麦の香りのたちこめる


日向岬灯台のドローイング
純白の岬守


堀切峠のフェニックスのボールペン画
堀切峠


湯の香かおる銭湯の絵
湯の香、漂う


桜島スケッチボールペン画
垂水より桜島を望む

醒井宿―中山道61番宿場町で途中下車(滋賀県米原市)

鈍行電車に揺られながら京都へ向かう時にいつも車窓から「湧水の宿場町」という看板が気になりながらも立ち寄ることのなかった「醒ヶ井」という駅があるんですね。

静岡側から行くと米原の一つ前の駅、関ケ原の次の次の次の駅でして、かなりな田舎風景が続く区間にある駅なわけです。

醒井宿中山道旅スケッチ


先日18きっぷの旅で京都に向かう途中についに下車を決意しましてね、宿場町探訪してきました。

ちなみに醒ヶ井駅では8両満員の特別快速から僕しか降りませんで、乗客からは「ここで降りる人いるんだ」みたいな目で見られたような見られなかったような…。


醒井宿はなんでも中山道69次のうちの61番目の宿場町だそうで、なかでも宿場町沿いに湧水流るる地蔵川の美しさたるや!夏は梅花藻(ばいかも)と呼ばれる花が川の中に咲き誇るそうです。


梅花藻の時期でなかったからなのか、朝早かったからなのか…他に観光客の姿はなく、朝の清々しさと江戸情緒の混じった独特な空気と清水の流れる音の空間は、まさに「旅情」に溢れてました。


透き通る湧水を汲んで口に含んだ瞬間、僕の体の中にも旅情が染み込んでくるようなそんな気がしました。

醒ヶ井宿中山道滋賀県旅スケッチ米原

サメガイスナップ

醒ヶ井駅で途中下車してブラブラ歩き回った、そのスナップ写真をいくつか。

絵も好きですがやっぱり写真も好きなんです。

醒ヶ井駅滋賀県米原


水のある町なみ


醒ヶ井郵便局レトロな郵便局


梅花藻で有名な地蔵川


地蔵川醒井宿の清流



地蔵川の石垣


宿場町の雰囲気を残す醒ヶ井


地蔵川


高台の神社から醒井宿を見わたす


醒ヶ井駅ホームにて

いいところです。

一区切りつきました

僕に関わってくださった皆様に感謝申し上げます。

6年間もの間、好きな学問と自転車旅に浸からせてもらい本当に数多くの人に感謝の気持ちでいっぱいであります。おひとりおひとりに感謝の辞を述べていきたいところですが、こういう形で失礼します。はい。

大学院修了式

というのも先日、大学院の卒業式を迎えましてね。

学部の卒業式は、福島辺りを自転車で旅していて欠席だったので今回の大学院卒業式が初ということになりました。

祝!!卒業式初出席!!


大学の卒業式はこういうもんだとは思っていましたが、その思っていた以上にですね、退屈でした。退屈の極みのような式典を乗り切ったら会場を変えて学部ごとの祝賀会です。


祝賀会では鱈腹ご馳走を喰らい、浴びるように酒を飲むという、食欲の破壊的衝動に基づく極めて原始的な快楽を楽しませていただきました。この破壊的活動ほど、一時代の終焉を実感させるものはありません。

ただ、最後に一言言わせてほしいのです。

「おい、俺の取っておいたケーキ食った奴だれだ!?!?」

生活の雑誌クーネル


アマガエルさんが以前に記事にしてた雑誌「ku:nel」↓
http://kaerusound.blog.fc2.com/blog-entry-287.html

古本屋で見かけて入手してきました。

Kunelクーネル生活の雑誌

kunel台所のうた

何冊か置いてありましたが、パラパラと眺めてみて気に入った2冊を購入してきました。

「台所のうた。」を選んだのにはわけがあります。特集されていたフードコーディネーター、長尾智子さんの「ミニふろふき大根」に惚れたのです。大根を水で透明になるまで煮て、ごま油をひとまわししただけのシンプルな料理。究極にシンプルな料理なのに、切り方ゆえでしょうか、盛り付け方ゆえでしょうか、とにかく究極に美味そうだったのです。


「シンプル」ほど、奥深く、また簡単そうに見えて難しいものはないと思うのです。

大四畳半熱風大陸大物語

部屋の真ん中に座椅子を設置してですね、毛布一枚を用意しましてね、そんな場所に大量の本と漫画のある環境というのは、実にけしからんわけです。珈琲なんかも用意したらもう・・・。


元来持ち合わせていた引き籠り性と怠惰性が一気に開花し、もう一歩すらも動くのが億劫になり、自転車に乗って外に飛び出すなんてもってのほか。メシを食うのすら面倒くさくなってしまうのです。


やはりですね、今日眠る場所が確約されていて、風も無けりゃ雨にも当たらないし、寒くも無けりゃ暑くもないのはこれ至極偉大なのです。人類文明への大讃美、あっぱれなのです。つまるところ、屋根は偉大なのです。


ただですね、大四畳半で繰り広げられる大物語などを読んでいるとですね、それこそもう外界への興味は薄らぐ一方で、部屋の床に体全体がモリモリと音を立ててめり込んでいく勢いなので。大四畳半大物語は6巻を読み終わった段階ですぐにシーナ隊長の熱風大陸に以降した次第です。熱風と砂嵐とハエの支配する大陸を脳内で縦断しつつ、この蟻地獄のような私部屋から抜け出す策を考えている所であります。


ぷぅ。


元祖大四畳半大物語松本零士と熱風大陸椎名誠

「まあ、いいか」の数だけ不味くなるのです

コーヒーもう一杯

無精者で兎に角、いかに手を抜くかばかりを考えているのは、僕という一人間の良くない性分ではありますが、珈琲を淹れる時ほど、この手抜きが如実に出るものもないと痛感させられるものです。


お湯の温度、豆の挽き具合、蒸らし具合、お湯の置き方、サーバーを温めておくかどうか、ちょっとしたことで味が如実に変わってしまいます。


「まあ、いいか」の数だけ不味くなるのです。
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Mura-Masa

のんびり走るのが専門です.生まれつき方向音痴で雨男.愛車はMTBのTarow号とランドナーのJirow号.よく「モン太郎」を連れて旅しています.
2015年からしまなみに移住。

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