「銀輪記」 自転車旅の記憶!!
~ただただ遠くへ行きたい雨男とクマの旅路~
 
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「自転車五大陸走破 喜望峰への13万キロ」 井上洋平著

はいどーも(^^)vこんにちは。むらまさです。
今日はまたまた本の話題です。勿論、自転車関連の本でございます!!

前回ご紹介した、風間一輝著「男たちは北へ」はハードボイルド・サスペンス自転車小説でした。
その記事はこちら



そして、今回ぼくとしては異例の速さで読み終わった(本当に一度読み始めると読み止まらない本でした)本がこちら・・・



「自転車五大陸走破 喜望峰への13万キロ」 井上洋平著(中公新書)

ぼくの一番大切な人からのプレゼントでした。
なんとも素敵なプレゼント。ありがとう。


自転車世界一周(距離的には世界3周以上か)の冒険の記録――あまりに果てしない。
1987年6月28日から1993年12月23日までの6年半の記憶。

裏表紙より
カナダのキャンプ地では熊に訪問され、アンデス越えで高山病に倒れ、パキスタン、インドの暑さに苦しみ、ワルシャワで愛車を盗まれ――-自転車世界一周の旅は出会いの喜びとともに悪戦苦闘の連続でもあった。しかし、喜望峰に立つという夢は燃え続け、ザイールのジャングル脱出行、マラリアの高熱との闘いに耐えさせた。遂にアフリカ最南端に達したとき、私は亡き友に呼びかけた、〈俺はやったよ〉。六年半、世界を駆け抜けた青春の記録。

間違いなく6年半もっと色んなことが起きていたに違いないし、書き切れなかった事が多いに違いないと思うほど、この本にはこの余りに果てしない旅の物語が凝縮しています。この一冊によく書き切れたなと感心するほどです。

とにかく濃厚なのです!!

読んでいて一つ考えたことがあります。
ぼくがもし大学に行かず、自転車世界一周の旅を目指していたらどんな人生になったのかなぁ~と。
大学で学ぶことと、旅で学ぶこととどっちが魅力的だっただろうか、と。
ぼくはぼく自身の選択に後悔はしていませんし、むしろ恵まれていた、ラッキーなことが多かったなぁ~とさえ思います。日本中駆け回り数々の貴重な経験、出会いに恵まれました。
大学に行かずに世界一周に行っていた可能性があったかというと…大学1年、ましてや高校時分には世界一周のせの字も考えてなかったし、知らなかったのかもしれません。そういう道は当時のぼくの前には見えていませんでした。

しかし。やはり考えてしまいますねぇ~。
正直、自転車で旅をしていると、いつかは世界へ。世界を走りたい。これは嫌でも考えてしまいます。
何度実行に移そうと思った分かりません・・・。
でも出来なかった。ぼくには出来なかったのです。「思う」までで終わってしまいました。
「思う」だけでは、なにもないのと同じです。やはり「思う」と「実行する」には大きな飛躍があります。
ぼくに一歩踏み出す勇気が無かったということです。
そんなこともあって、この井上さんが至極うらやましかった。

そんな「夢」がこの本には詰まっています。ぼくはこの本を読むことで井上さんの旅を追体験させてもらいました。貴重な旅体験でした。とにかく素晴らしい体験をしています。

長い旅(といってもぼくの場合せいぜい1カ月)を終えると、強烈な虚無感喪失感・・・なんとも言えない感覚に陥ります。本書を読みおわったときも全く同じ感覚に陥り、まるでぼくも一つの長旅を終えたような感じでした。
よく「自転車で日本縦断したら達成感がものすごいんだろうね」なんて言われることがありますが、達成感はほとんど無いです。むしろめちゃめちゃ急な峠道を登りきった時の方が達成感はあるでしょう。
日本縦断を終えてすぐに感じたのは、旅が終わってしまう寂しさ、哀しさといった虚無感と無事死なずに達成できたという安心感でした。そしてこの本を読み終わった時も、自分の旅の道中出会った人やお世話になった人の顔が次々と浮かび、自然と涙が流れたのでした。


旅で出会う素晴らしい人々・風景は旅の楽しい一面でもあります。


日本でさえも、自転車で長旅をしているとを感じます。生身の人間には、高速で突っ込んでくる大型車や自動車に対してなすすべがないのです。ひとつハンドル操作を間違えば、そこに待っているのは死。そんな状況は日本であっても毎日感じることです。

それが自転車世界走破ともなると比べ物にならない死を感じる恐怖が連発しています。とんでもない交通事情だったり、殺人盗難といった治安の悪さ、内戦や内乱、マラリアといった伝染病、高山病・・・・。実際に帰らぬ人となった日本人サイクリストが何人もいる・・・。世界にはどんな危険があるのか、どうやって対処しきたのか、読んでその一部を知ることが出来ました(当時と現在では状況が異なるとは思いますが)。ぼくは世界一周にひそむ危険をなめてたなと思いました。井上さんは出来ることはやってあとは「運」に任せるというスタンスを旅の間とっていたようですが、果たしてぼくだったらそのスタンスで生きていけるか。


とにかく、この本には13万キロという数字では表せないものが詰まっています。
「武者震い」するような挑戦をもっとしたい。



「自転車五大陸走破 喜望峰への13万キロ」 井上洋平著
中央公論社(中公新書)
ISBN-10: 4121012410
ISBN-13: 978-4121012418
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No title

誰からのプレゼントかは聞くのは敢えてやめときましょうwww
しかしまぁ・・・・魅力的な本ばかりセレクトするなぁ。

Re: No title

ご察しの通りでございます(*^^*)
この本はかなりのオススメです!

 
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Mura-Masa

のんびり走るのが専門です.生まれつき方向音痴で雨男.愛車はMTBのTarow号とランドナーのJirow号.よく「モン太郎」を連れて旅しています.
2015年からしまなみに移住。

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