「銀輪記」 自転車旅の記憶!!
~ただただ遠くへ行きたい雨男とクマの旅路~
 
★ご訪問ありがとうございます
★どうぞゆっくりしていってください♪

乗鞍岳(畳平)の宿、銀嶺荘


懐かしい宿から年賀はがきが届きました。



銀嶺荘。

乗鞍を自転車で登った際に、通行止めをくらい、急きょ泊まることになったお宿でした。

ちょいと回想・・・。




2012 7 15

長野県松本 道の駅「風穴の里」
NCM_0143.jpg

朝、5時に起床。激しい雨音で目を覚ましました。
連休中ということもあり、多くの車が停まっており、この道の駅で一晩を過ごした車組みも多かったようです。
どうしようもない雨なので、しばらく待機することにしました。

今日、この雨の中、乗鞍の山頂2700mまでチャレンジするか・・・明日のチャレンジにして、ふもとの乗鞍高原という民宿ペンションの多い地区で一泊するか・・・。

とにかく16日のうちには帰らなくてはなりません。

天気予報では午後から晴れ・・・。しかし山の天気は分からない・・・。
判断に苦しみます。

NCM_0148.jpg

そうこうしているうちに、一緒に野宿していたポーランド人サイクリストのドミニク君も起床。1時間ぐらい雨の様子を見ていましたが、彼は松本方面にむけ出発!ぼくらは見送ります。

さて、どうするか・・・。

「雨にぬれても登坂で汗だくになっても、そうは変わらないだろう」
この意見で弟と一致。無理やり出発を試みます。

8:00 風穴の里出発

NCM_0151.jpg

細く長いトンネルが続きます・・・。車も多く、歩道もなく、路面状況もかなり悪いです。
ミスったら死。まさに死ととなり合わせ。

NCM_0152.jpg

10kmほど走り、なんとか前川橋という乗鞍への分岐に差し掛かります。
あいかわらず、大雨が降り続きます。

NCM_0156.jpg

11:00 ひたすら登り続け、駐車場やビジターセンターのある場所に辿り着きます。
補給用の水分、パンなどを売店で買いこみます。

NCM_0159.jpg

雲の速度がものすごく速いので、ときおり青空が見えたりもしますが、基本は雨です!

雨と汗で、もうこれ以上濡れないという所まで、びしょ濡れになりました。

NCM_0163.jpg

平均斜度6%の坂道をなんどもくねくね登り続け、ようやくマイカー規制ポイントの三本滝に到着です。標高1600m。

乗鞍スカイラインは環境への影響を考慮?して、マイカーやバイクの乗り入れが禁止されています。そのため、頂上の畳平までは、バスかタクシー、自転車でないといけないのです。

DSCF8566.jpg

雨合羽を着ても暑いだけなので、Tシャツで登っていきます。

一気に登っていくので、ついさっき通った道が、下方に見えます。一気に登っていることが分かります。さっきまであそこにいたのに・・・。

DSCF8568.jpg

とにかく足が回らなくなっていきます。ギアはこれ以上ないってところまで軽くしました。
途中、水分補給と栄養補給はこまめにしていきます。

しかし、パン一つを食べても、2つ3つカーブを曲がって上ると、すぐにお腹が減ってしまいます・・・。
ものすごいエネルギー消費量です!!

NCM_0167.jpg

ハンガーノックになったら終わり。こまめにパンやチョコレートは欠かせません。
ヘアペンカーブをこれでもか、これでもかと登っていきます。
二人とも既に心は折れる寸前の精神状態で漕いで行きます。

DSCF8571.jpg

ロードバイクの人たちも大勢来ていますが、どんどん僕らを追い越していきます。そのたびに心が折れそうになるのを必死にこらえます。ぼくらはキャンプツーリング。ぼくらはランドナーとマウンテンで制覇するんだ!!

NCM_0168.jpg

ツールドフランスのアルプスコースで見るようなヘアピンカーブの連続・・・。つづら折りです。
とんでもない所を登っていることを実感させられます・・・。

NCM_0173.jpg

森林限界を超えると同時に雪が姿を現します・・・。かなり厚い雪です。スキーヤーもいます。
僕らは半そで半ズボン。
それでも、体の内側から湧き出る熱エネルギーで、大量の汗が吹き出します。

NCM_0176.jpg

そこは異世界。

森林限界を自転車で超えたのは初めての経験。
ものすごい景色の中を走り抜けていきます。

しかし、二人とももうヘロヘロ・・・。次のカーブこそはゴール。次こそは・・・ことごとく裏切られます。
全然着かない。

霧というか雲の中に入り、視界のほとんど無い中をひたすら登っていきます。

まるで黄泉の世界・・・。

そして突然現れた県境の看板。

NCM_0180.jpg

・・・到着・・・。ビジターセンターから4時間登り続けました。
15:00 標高2715m!!
自転車で来れる最高地点です。
ようやく制覇できました!あとは高山に下るのみ。爽快なダウンヒルが待っているはずです。


しかし・・・様子が変です。

山頂にはバスやタクシー、登山客でごった返してる予定でしたが、だれ一人いない。
人がいません。霧で辺りも見えません。何が起こったのか・・・。

NCM_0182.jpg

僕たちはすぐには状況を飲み込めませんでした。

「連続雨量オーバーの為、高山側(岐阜県側)の乗鞍スカイラインは全面通行禁止」

自転車はおろか、バスとタクシーも通行禁止。長野県側も畳平手前で封鎖されていました。どおりで登ってくるバスやタクシーが少なかったわけです。

高山側に降りることは不可能なのか。来た道を戻るしかないのか。
長野側から登ってくるローディー達は、記念撮影をし長野側に降りていきます。みな、この通行止めの情報を持っていたようです。ぼくらは登り始めた時間も早く、登っている途中で通行止めになったようです。そのため、ぼくらだけが通行止めの情報を知らない事態となったのでした。

たまたま、ハイカーを頂上まで送ってきて、帰りを待っていたタクシーの運転手にとりあえず情報を聴きます。すると、畳平には「銀嶺荘」という宿があり、多分今日もやっているとのこと。
こんな霧の中、人っ子一人いない閑散としたなにもない場所で、宿が営業しているのか・・・いささか疑問でしたが、とりあえず行ってみることにします。

怖いぐらい誰もいません。みやげ物屋も完全に閉まっており、広い駐車場には一つもクルマがありません・・・。

しかし、一番奥まで走っていくと、煌々と光を放つ建物が・・・。

NCM_0181.jpg 

銀嶺荘です!聞くと営業しているそう!!しかも通行止めで予約がオールキャンセルになり、ぼくらともうひと組しかいないという。一階のみやげ物屋は真っ暗でしたが、宿はやっていたのです。

もちろん標高2700m。雲の上の宿ですから、そう安くはありません。しかし、もう手持ちの食料もない。一泊二食付きをお願いすることになりました。

ずぶ濡れの僕らを見て、風呂を沸かす時間を一時間早めてくださいました。銀嶺荘のみなさん、ありがとう!
風呂に入り、早めの夕食を食べたあと、そのまま19:00から朝まで倒れるように寝てしまいました。




2012 7 16

乗鞍畳平 銀嶺荘




7時、朝食の時間・・・布団から出られない。

NCM_0186.jpg

何時間寝たんでしょうか?夕飯食べてからずっと寝ていましたな。

なんとか布団からはい出て、食堂へ行きます。朝食をしっかりとりましょう。といっても今日は下り基調!!登る必要はなさそうです。

もう登りはコリゴリです!!!

NCM_0185.jpg

朝食には朴葉味噌が出てきました(^^)vそういえばここはもう岐阜県高山でしたな(*^。^*)
飛騨といったら朴葉味噌というイメージがあります。美味しかったです。

NCM_0187.jpg

今朝はまだまだ霧がかかっていました。視界は30m程度です。
でも昨日と違うのは、バスがたくさんある!!人がたくさんいる!!!

通行止め解除!!

朝のうちに通行止めが解除され、高山側に降りることが可能となりました!!

DSCF8586.jpg

せっかく乗鞍来たので、散策をしてみることにしました。すぐ近くに花畑があるとのこと。

NCM_0196.jpg

なんと神秘的な世界!!

NCM_0197.jpg

しかし、いかんせん寒い。雪が残っているくらいですからねぇ~半そで半ズボンは僕だけじゃないでしょうか。仕方ないので、緑のジャケットを引っ張り出してきました。

DSCF8615.jpg

霧が晴れてきて・・・絶景です・・・(@_@;)こんなんなってたんですね!!いままで霧で何も見えませんでしたが、徐々にその全貌を現します!!

DSCF8620.jpg

背の高い木は一本もありません。森林限界ってやつです。

DSCF8622.jpg

改めて記念撮影w

DSCF8627.jpg

宿をチェックアウトして、いよいよ下り始めます。

DSCF8631.jpg

雲の上の高山地帯を一本の道が通っている光景は圧巻です。その中を今から自分たちが走るというから、興奮は最高潮です。霧もほとんど晴れました。

DSCF8634 - コピー

こんなに気持ちいいダウンヒルってあるでしょうか?

DSCF8638 - コピー

一気に下っていきます。びゅーーーーーん

DSCF8644.jpg

標高2700mから一気に駆け下りる。登りに4時間かかった道のりも、1時間かからずに降り切ってしまいました。
下りもとんでもないヘアピンが何度も続きました。カンチのブレーキングでずいぶん握力を使ってしまいましたw腕がガクガクでした。



詳しいお話はこちら↓
乗鞍チャレンジ【目次】
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

 
訪問者数
ようこそ、銀輪記へ


しまなみ海道:今治
のんびりポタリスト
むらまさ

Mura-Masa

のんびり走るのが専門です.生まれつき方向音痴で雨男.愛車はMTBのTarow号とランドナーのJirow号.よく「モン太郎」を連れて旅しています.
2015年からしまなみに移住。

お友達のHP&ブログ
コメント

※現在の総コメント数 551 件
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
RSS
ブログ内検索
お知らせ
✔お気軽にコメントください
✔著作権等の詳細(リンクや転載)についてはこちらをご覧ください。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
旅の目次
カレンダー
08 ≪│2017/09│≫ 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:


※ご意見、ご質問がございましたら個別記事のコメントまたはこのメールフォームまでご連絡ください。免責事項に関してはこちらをご覧ください。