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「銀輪記」~自転車旅行の記憶~
 

アトリでのアイス珈琲が旅の〆~稲武|木曽旅ひとり旅|最終話

最終話:アトリでのアイス珈琲が旅の〆
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2013.5.6

岩村→新城

岩村の古い街並みと岩村城があまりに気に入ってしまい、長居し過ぎました(笑)とくに岩村城はあの難攻不落といった荘厳な佇まいに完全に魅了されてしまいました。

岩村からはしばらく登りで、「木の実峠」という峠を登っていきます。普段なら大した坂道じゃないはずの傾斜と距離なんですが、朝のライドと先ほどの山登りで完全に足がいかれてしまい。しぶしぶ押しながら登りました…。情けない…追い越していく車からはさぞかし弱っちいサイクリストに見えたことでしょう。

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要するに体重増えすぎ。

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峠以降は基本的に下り坂か平坦な道…時折集落や農村を横目に軽快に進んでいきます。

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そうこうしてるうちに岐阜県おわり…なんだか少し寂しい。長野岐阜ののどかな風景…また魅了されてしまいました。坂道はきついけど、自然の中を走るって感覚がとっても心地いいんですよね。

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稲武という少し大きな町が出てきたので、少し休憩するとしましょう。大きな道の駅があり、観光客でごった返していました。温泉も併設されており、設備充実なのも人気の理由でしょう。

そんな人でごった返している道の駅のすぐ横に、ちょこんと可愛らしい木のお家が…。アトリさんという喫茶店です。

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米粉入りのプリンというのが気になります。よこの道の駅とは違って、落ち着いていてオシャレな雰囲気です。さっそくそのプリンとアイスコーヒーを注文。最近、めっきりコーヒーにハマってしまって今回の旅の〆にも美味しいコーヒーを頂くことにしました。

お店の中も素敵な雰囲気ですが、天気もいいので外のテラスで頂くことにしましょう。ここまで走ってきて火照った体をお冷で冷ましながらプリンを待ちます。しばらくして笑顔の素敵なお姉さん(たぶん女主人)がコーヒーとプリンをテラスのテーブルまで運んできてくれました。濃厚な卵の味のするプリンで美味しくいただきます。シフォンケーキも頼めばよかったか…いや、また来たときに取っておきましょう。

のんびりコーヒーを飲みながら旅の情景や出会った人のことを思い出していました。とっても短い旅だったはずなのに、何だか1か月くらい旅してきたような感覚です。それだけ濃厚だったのでしょう。

時間がゆっくりと過ぎていきます…。ここの空気の流れがそう感じさせるのかもしれません。

このところ、自分の生活の中ではモヤモヤとしたものがずっと詰まっている状態だったので、一旦日常生活から離れられたこの旅はまた少し僕に力をくれた気がします。今の自分から自転車旅とったら何にもなくなってしまうんですな(笑)

ごちそうさまをしてまた自転車をこぎだします。

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大量のこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいました。

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歩道があまり整備されていなかったり、道が細かったりしますが…

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それほどアップダウンもないし、川沿いの気持ちの良い景色だったので良しとしましょう。途中、車が全然来ない暗い細い道はちょっぴり怖かったけど…

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7時少し前にゴールに決めていた新城に到着。(あれ?思っていたよりも…)
新城駅前で無事、浜松まで用事で来ていた父親の車に回収されました。

木曽路の風景も素晴らしかったけど、ヨシダさんとのライドはぼくの忘れかけてた自転車旅の面白さをまた甦らせてくれました…。

また、旅に出よう。
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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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手にした一台の自転車は、思いがけず遠くへと私を連れていき、生活へと染み込み、ついに。

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