雨が降んなきゃ旅じゃねぇ。雨が降んなきゃ楽しくねぇ。:Day12
2013.9.1 熊本ー阿蘇
台風が過ぎ去ったのに一向に雨は止まず…どうなっちょるんでひょ?(;´・ω・)
9日目、10日目、11日目の記事はこちら

週間天気予報は何度見ても1週間ずっと傘マークの連続・・・画面を裏返してみても傘マークの連続。スマホを振ってみても傘マークの連続。モン太郎に聞いても傘マークの連続。もはや今週は絶望的です。
静岡の実家からは「雨ばっかだね、帰ってくれば?」のメール・・・くっそお!!( ;∀;)
今回の大目的地は「阿蘇」!!阿蘇を走るためにここまで来たんじゃないですか!こんなとこで引き下がりませんぞ!!・・・かといって、今日の天気予報もどれを見ても大雨。これまでの積算雨量を考えるとかなり判断の難しい場面です。宿泊予定の阿蘇ライダーハウスまでは距離にして50km無いくらい。雨の弱くなった間に走って、雨が強くなったら雨宿りして…そんな感じで進めば行けそう、一日中かければ行けるはずです。
僕はいつも雨ん中を旅してきたじゃないか!

雨のスキを見て、ゲストハウス・バラティエを出発。熊本の市街地を抜け、白川沿いの道、337号へ。
熊本大学の前まで来たところで、前が見えないくらいの雨になってしまい、一時的にポプラに退避です。これだと、車からもぼくの存在を確認するのも難しいでしょう。20分ほど待って再度出発です。

もう濡れるのは気にしない!カッパも水を吸い込み、雨は顔をつたって中に流れてきます。
途中、分かれ道を207号線へ。白川沿いの旧道を進んで阿蘇を目指すルートにしました。田んぼの中や住宅街の中を行く交通量の少ない道ということでこのルートを選択。情報通り、確かに走りやすい道でした。

前に来た時は337号線をそのまま走って国道57号線に入るルートで立野まで走ったのですが、こっちの207の方が僕は好みでした。
雨宿りしては、雨雲レーダーを確認。しばらく強い雨が降らないことを確認して出発。これを繰り返します。ときおり降る雨が痛いくらいでかなりこころが折れかけます・・・。走り出さない方が良かったんじゃないか・・・。茶色の濁流と化した川やどぶを見ては、頭に浮かんでくる嫌なイメージを必死に消そう消そうとします。
立野の空き家で30分くらい雨宿りして、いよいよ阿蘇へ入っていきます。周りの山々は霧に覆われどこにどんな山があるのかは全く分からない状況です。このあたりは霧が出やすい場所だと言います。
幸い、道路にまでは霧がかかっておらず、雨が降ってるだけ。霧がかかってしまうと車からの認視が一気に悪くなり、事故のリスクが急激に上がってしまいますからね。

またもや走行不能レベルの雨が降り出し、赤水駅へ避難。
その後、乙姫のファミリーマートでもう一度雨宿り。

この時が一番降ったかもしれません。
こんなめちゃくちゃな雨の中なのに、コンビニの軒先で雨宿りしている僕に声をかけてきたおじいさんがいました。小柄で少し腰が曲がっていますが、オシャレな洋服を着こなす可愛らしいおじいさんです。おじいさんはこの辺の人らしく、昔、南米に住んでいたことがあるそう・・・その時に日本から自転車旅人が訪ねて来て2週間ほど家に泊めたことがあったそう。自転車旅人感丸出しの僕をみて、当時のことが一気にフラッシュバックしたのか、しばらくの間、その時の昔話を聞かせてくれました。

乙姫のファミリーマートには1時間くらい雨宿りしてたでしょうか。
その後も雨宿りを繰り返しながら少しずつ進み・・・

やっとのことで内牧温泉にある阿蘇ライダーハウスに到着!自転車をガレージに入れさせてもらい、ビショビショの服を着替え、チェックイン。
このライダーハウスは色々決まり事があるので、そのルールと内牧の温泉・町湯の情報、食いもんの情報、スーパーコンビニの情報、ツーリングオススメルートもろもろを管理人さんから教えていただきます。
内牧温泉には7つほど町湯があって、なんと100円から入れるそうなのです。しばらくここに滞在することを考えると、これは嬉しい情報です!!毎日、温泉三昧ができそうですぞ。もし雨が降って走れなくとも、阿蘇を楽しむことができそうです。もちろん走りたいですけどね。

寝る場所はこんな感じ。ぼくは持参のシュラフでの宿泊を希望したので、一泊1000円。

キッチンも使えます。

サイクル野郎も読み放題!(ここは全巻揃っています!!激レア!)
着替えたとはいえこれでは風邪をひきそうなので、さっそく町湯に行ってみることにしました。

行ってみたのは「大阿蘇」。
脱衣所で服を脱いでガラガラっと浴室に入ると・・・
5人入ったらいっぱいの長細い湯船と身体を洗うスペースだけです。もちろんシャワーもお湯の出る蛇口もはありません。みんな地べたに座り込んで、桶で温泉をすくいあげて体を洗うのに使っています。
入った瞬間に、先に入ってた1人のおっちゃんが「こんちは~お先~」と話しかけてくれました。なんかいきなりフレンドリーな感じがちょっと嬉しかったです。「観光?」と聞かれたのでこれまでの旅の経緯を簡単に説明。するとおっちゃんは僕の話にめっちゃ興味を持ってくれて、色々話したり、質問してきてくれます。しかし、ここで困った事態に陥ります・・・。
言葉が分からない・・・。
熊本弁が分かりません( ;∀;)ただでさえ分からない語句が多いのに、風呂場の反響のお蔭で聞き取りにくさ倍増・・・「あ、そんなんですよね~」「はい~ですねぇ~」「うんうん」ギリギリ会話になっているようななっていないような。続けざまに同じく常連さんのおっちゃん2人も入っていて、男4人で世間話です。基本、ぼくはうなづいたり相槌打ったりしてただけですけどねw
でもなんかうれしかったです。ずっとずっと来たかった阿蘇に雨の中を大変な思いしてここまで来て、そしてすぐに地元の人に迎え入れてもらえたような。温泉の効能以上にほっこりした気がします。
ぼくはのぼせかけたので「お先に失礼します」といって大阿蘇温泉をあとにしました。

大阿蘇から出ると、そとはいつの間にか雨が上がっていました。山にかかっていた霧も徐々に取れてきます。
うわ~~すげ~幻想的な景色!!

雄大な阿蘇の外輪山も僕を歓迎してくれるようです。

ツーリングマップは水没・・・( ;∀;)
明日は熊本のサイクリストのお友達、ちょびさんに自転車で阿蘇をご案内いただけるとのこと!!天候やいかに!?!?
走行距離:46.9km
獲得標高:541m
台風が過ぎ去ったのに一向に雨は止まず…どうなっちょるんでひょ?(;´・ω・)
9日目、10日目、11日目の記事はこちら

週間天気予報は何度見ても1週間ずっと傘マークの連続・・・画面を裏返してみても傘マークの連続。スマホを振ってみても傘マークの連続。モン太郎に聞いても傘マークの連続。もはや今週は絶望的です。
静岡の実家からは「雨ばっかだね、帰ってくれば?」のメール・・・くっそお!!( ;∀;)
今回の大目的地は「阿蘇」!!阿蘇を走るためにここまで来たんじゃないですか!こんなとこで引き下がりませんぞ!!・・・かといって、今日の天気予報もどれを見ても大雨。これまでの積算雨量を考えるとかなり判断の難しい場面です。宿泊予定の阿蘇ライダーハウスまでは距離にして50km無いくらい。雨の弱くなった間に走って、雨が強くなったら雨宿りして…そんな感じで進めば行けそう、一日中かければ行けるはずです。
僕はいつも雨ん中を旅してきたじゃないか!

雨のスキを見て、ゲストハウス・バラティエを出発。熊本の市街地を抜け、白川沿いの道、337号へ。
熊本大学の前まで来たところで、前が見えないくらいの雨になってしまい、一時的にポプラに退避です。これだと、車からもぼくの存在を確認するのも難しいでしょう。20分ほど待って再度出発です。

もう濡れるのは気にしない!カッパも水を吸い込み、雨は顔をつたって中に流れてきます。
途中、分かれ道を207号線へ。白川沿いの旧道を進んで阿蘇を目指すルートにしました。田んぼの中や住宅街の中を行く交通量の少ない道ということでこのルートを選択。情報通り、確かに走りやすい道でした。

前に来た時は337号線をそのまま走って国道57号線に入るルートで立野まで走ったのですが、こっちの207の方が僕は好みでした。
雨宿りしては、雨雲レーダーを確認。しばらく強い雨が降らないことを確認して出発。これを繰り返します。ときおり降る雨が痛いくらいでかなりこころが折れかけます・・・。走り出さない方が良かったんじゃないか・・・。茶色の濁流と化した川やどぶを見ては、頭に浮かんでくる嫌なイメージを必死に消そう消そうとします。
立野の空き家で30分くらい雨宿りして、いよいよ阿蘇へ入っていきます。周りの山々は霧に覆われどこにどんな山があるのかは全く分からない状況です。このあたりは霧が出やすい場所だと言います。
幸い、道路にまでは霧がかかっておらず、雨が降ってるだけ。霧がかかってしまうと車からの認視が一気に悪くなり、事故のリスクが急激に上がってしまいますからね。

またもや走行不能レベルの雨が降り出し、赤水駅へ避難。
その後、乙姫のファミリーマートでもう一度雨宿り。

この時が一番降ったかもしれません。
こんなめちゃくちゃな雨の中なのに、コンビニの軒先で雨宿りしている僕に声をかけてきたおじいさんがいました。小柄で少し腰が曲がっていますが、オシャレな洋服を着こなす可愛らしいおじいさんです。おじいさんはこの辺の人らしく、昔、南米に住んでいたことがあるそう・・・その時に日本から自転車旅人が訪ねて来て2週間ほど家に泊めたことがあったそう。自転車旅人感丸出しの僕をみて、当時のことが一気にフラッシュバックしたのか、しばらくの間、その時の昔話を聞かせてくれました。

乙姫のファミリーマートには1時間くらい雨宿りしてたでしょうか。
その後も雨宿りを繰り返しながら少しずつ進み・・・

やっとのことで内牧温泉にある阿蘇ライダーハウスに到着!自転車をガレージに入れさせてもらい、ビショビショの服を着替え、チェックイン。
このライダーハウスは色々決まり事があるので、そのルールと内牧の温泉・町湯の情報、食いもんの情報、スーパーコンビニの情報、ツーリングオススメルートもろもろを管理人さんから教えていただきます。
内牧温泉には7つほど町湯があって、なんと100円から入れるそうなのです。しばらくここに滞在することを考えると、これは嬉しい情報です!!毎日、温泉三昧ができそうですぞ。もし雨が降って走れなくとも、阿蘇を楽しむことができそうです。もちろん走りたいですけどね。

寝る場所はこんな感じ。ぼくは持参のシュラフでの宿泊を希望したので、一泊1000円。

キッチンも使えます。

サイクル野郎も読み放題!(ここは全巻揃っています!!激レア!)
着替えたとはいえこれでは風邪をひきそうなので、さっそく町湯に行ってみることにしました。

行ってみたのは「大阿蘇」。
脱衣所で服を脱いでガラガラっと浴室に入ると・・・
5人入ったらいっぱいの長細い湯船と身体を洗うスペースだけです。もちろんシャワーもお湯の出る蛇口もはありません。みんな地べたに座り込んで、桶で温泉をすくいあげて体を洗うのに使っています。
入った瞬間に、先に入ってた1人のおっちゃんが「こんちは~お先~」と話しかけてくれました。なんかいきなりフレンドリーな感じがちょっと嬉しかったです。「観光?」と聞かれたのでこれまでの旅の経緯を簡単に説明。するとおっちゃんは僕の話にめっちゃ興味を持ってくれて、色々話したり、質問してきてくれます。しかし、ここで困った事態に陥ります・・・。
言葉が分からない・・・。
熊本弁が分かりません( ;∀;)ただでさえ分からない語句が多いのに、風呂場の反響のお蔭で聞き取りにくさ倍増・・・「あ、そんなんですよね~」「はい~ですねぇ~」「うんうん」ギリギリ会話になっているようななっていないような。続けざまに同じく常連さんのおっちゃん2人も入っていて、男4人で世間話です。基本、ぼくはうなづいたり相槌打ったりしてただけですけどねw
でもなんかうれしかったです。ずっとずっと来たかった阿蘇に雨の中を大変な思いしてここまで来て、そしてすぐに地元の人に迎え入れてもらえたような。温泉の効能以上にほっこりした気がします。
ぼくはのぼせかけたので「お先に失礼します」といって大阿蘇温泉をあとにしました。

大阿蘇から出ると、そとはいつの間にか雨が上がっていました。山にかかっていた霧も徐々に取れてきます。
うわ~~すげ~幻想的な景色!!

雄大な阿蘇の外輪山も僕を歓迎してくれるようです。

ツーリングマップは水没・・・( ;∀;)
明日は熊本のサイクリストのお友達、ちょびさんに自転車で阿蘇をご案内いただけるとのこと!!天候やいかに!?!?
走行距離:46.9km
獲得標高:541m
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