「銀輪記」 自転車旅の記憶!!
~ただただ遠くへ行きたい雨男とクマの旅路~
 
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荘司としお「サイクル野郎」の全巻を探す物語

サイクル野郎と僕


僕が「サイクル野郎」という漫画と出会ったのは、今から5年前のこと。

北海道を自転車で旅しているとき、函館の民宿「ライムライト」の本棚で見かけ、ふと手に取ったのが最初でした。その時は1巻から読み始めて6巻くらいまで読み終わったところで出発…結局読み終わることは出来ず、その後何度かライムライトに訪れるも、自転車旅の滞在期間の数日では到底読み終わることができるはずもなく、しかもライムライトには全巻37巻中、25巻までしか置いてないことも知り・・・。

「うーーん、最後まで読めないんかぁ・・・」

DSCF2908_20131216224924f07.jpg  NCM_1883.jpg


もちろんその後、いろんな古本屋に立ち寄るたびに古漫画コーナーを見に行くが、1巻も見つけることが出来ません・・・そういえばライムライトのオーナーのシナチクさんが言っていた。

「サイクル野郎はひとつでももし見つけたら、すぐ買っておかないと。それくらい手に入らないよ」

その言葉は本当にその通りでした。地方の古本屋とかなら置いてありそうなもんですが…インターネットで中古の全巻セットは安くても38,000円、いい状態のものだと70,000円もしてしまいます。とても手を出せそうにありません。


そういえば、シナチクさんはこんなことも言っていました。

「熊本の阿蘇ライダーハウスには全巻揃っているってウワサは聞いたことあるよ」

ということで、今年の夏休みには阿蘇ライダーハウスへ!!たしかに全巻ありました!!

DSCF3109_20131216225031bcc.jpg  DSCF3095_20131216225030327.jpg

ただ、37巻はあまりにも長すぎて、またもや37巻に辿り着くことが出来ず阿蘇を後にせざるを得ませんでした…。

通うにはあまりに遠すぎる。



そんなこんなで12月


12月12日(木)

関東地方に行く用事があり、帰りにふと東京の中野に寄ることに。

DSCF5932.jpg

中野という町は初めて来ましたが、特に中野ブロードウェイは面白く、フィギアや古人形、アニメのセル画、ポスターなどなどサブカルチャーのありとあらゆるものが売り買いされている混沌とした場所でした…。ある種のカルチャーショックを受けつつも、ブラブラしていると「まんだらけ」という店の古マンガ専門店を発見。

「もしかしたら・・・」

そんな気がして、お店に入ってみました。すると、

「ああ!!あった!!」

古マンガの沢山詰まった棚の一角に「サイクル野郎」が置いてあるではありませんか!1巻から27巻まで、飛び飛びではありますが、20冊ほどが並べてあるのです。心臓の鼓動が突然強くなり、手にはじんわり汗がにじみます・・・一冊200円~650円。一気に買い占めたい欲にかられ、レジカゴにとりあえずあるだけの「サイクル野郎」を入れ込み、いざレジへ。

とその時、興奮した頭の中の一部が「冷静になれ」と働き出したのです。よく考えて財布を見てみると、それを全部買えるだけの余裕がありません。出先でお金を降ろすことができる郵便貯金にも大してお金が入っていないことを思い出します。しかも、20冊ともなるとかなりの重量となります。これからまだ移動が多いことも考えると、ここで荷物が余りに増えるのは問題です。

「買うべきか、買わざるべきか・・・」

悩みに悩んだ挙句、結局安い札のついていた6冊だけをカゴに入れ、レジに向かうことにしました。

ちょっとずつ集めていけばいいや。

DSCF5949.jpg



家に帰り、一巻から読み始めます。といっても手元にあるのは1巻の次は4巻・・・。一連の旅を描いた作品なので、途中が抜けるのはなんとも「気になる」わけです。念願の「サイクル野郎」を手に入れたはずなのに、なんだか悶々とした気持ち。

シナチクさんの言葉は、何度も頭に浮かんでは消えていきます。
「サイクル野郎はひとつでももし見つけたら、すぐ買っておかないと。それくらい手に入らないよ」

やはりあるだけ買っておいた方が良かったか。

持ち金をすべて使ってでも買っておくべきだったんじゃないだろうか。

ずっと後悔することになるんじゃないだろうか。



中野リベンジ戦


「買っておくべきだったんではないか」

という後悔に似た感情は日に日に強くなっていきます。そういえば、手元には青春18きっぷが一枚、行こうと思えば東京までなら2000円くらいで日帰りが出来るではありませんか。その気さえあれば、また中野に行ける!!そのことに気付いて、さっそく12月15日(日)、JRの鈍行列車に乗り込み、中野を目指すことにしました。

中野リベンジです。

もちろん、貯金を崩し「サイクル野郎」が買えるだけのお金を握りしめて。

静岡を出発して4時間ほど、東京駅で中央線快速に乗り換え、つい数日前にいたあの場所に戻ってきました。

DSCF5932.jpg

一直線に、中野ブロードウェイの4階「まんだらけ」へ。迷うことなく店に辿り着き、例の棚へと向かい、先日に僕が買い残してしまった「サイクル野郎」をあるだけカゴへ入れ・・・


「あれ!?無い!?」

この間は15冊ほど残っていたはずの棚のその部分がポッカリ空いています・・・。

3冊だけがむなしく残されています。

あまりのショックにしばらく呆然としてしまいます。

・・・・・・。


他の棚も探してみますが、あるわけありません。売れてしまったのです。しかも棚がまだ空いている所を見るとついさっき売れてしまったみたいなのです。またシナチクさんの言葉が浮かんできます。
「サイクル野郎はひとつでももし見つけたら、すぐ買っておかないと。それくらい手に入らないよ」

そうだったのです。あの時、買っておかなかった自分が悪いのです。後悔しても、もうそこにはあの時の「サイクル野郎」は無いのです。しばらく呆然としていましたが仕方がないと諦め、肩を落として店をでることにしました。余りのショックに残されていた3冊も何だか買う気が無くなってしまいました。なんのために東京まで出てきたのか。


店を出てしばらく歩いたところで、ふと、ダメもとでとりあえず店員に聞いてみるのはどうだろうという考えが浮かんできました。もしかしたら棚には並べていない在庫とかあるかもしれないではありませんか!

一縷の望みをかけて、店に戻り、店員さんに聞いてみます。

「すみません…サイクル野郎って、あの棚にある3冊以外はもう無いですよね?」

「そうだねぇ~…バラのサイクル野郎は、もうあそこの棚に置いてあるのしか無いね。在庫は無いんですよ」

「ああ…そうですか」


ある意味、予想通りの回答です。またショックを受けるくらいだったら聞かなきゃ良かったのに、そんな考えが浮かびます。



「そうですね、バラは無いんですが…あ、全巻セットなら…」

「!!!」


なんと!全巻セット売りならあるというのです。そして目の前に店員さんが店の奥からサイクル野郎全巻セットを持ってきてくれました…思いがけないチャンス到来に逡巡していまいます。

「全巻セットで15,750円になります。貸本だったんで状態は良くはありませんが、読むのが目的ならかなりお買い得ですよ」

確かにその通り。全巻セットの相場からすると破格です。一時は絶望的状況だっただけに、一気に興奮の波が押し寄せます。まさに血沸き肉躍る状況。

「これ…ください!!」

サイクル野郎全巻セット

全37巻はずっしりと重く、東京から静岡に持って帰るのはそれはそれは大変でしたが、なんだか心地よい重さでした。

ずっしり重い自転車の入った輪行袋を担いで、北海道へ向かっている心境と同じだったのかもしれません。

ようやく旅が始められます。
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奇跡

なんと! 全巻ご対面とはミラクル。
そのサイクル野郎全巻は、むらまさ君が来るのを待っていたんだよ。

Re: 奇跡

写楽さん、コメントありがとうございます(*'▽')
いや~ほんとに信じられないミラクルでした!!
これからじっくりゆっくり読んでいきたいと思います♪
初版でしかも貸本だったものなので、状態はお世辞にも良いとは言えませんが、味があるセットです。

No title

サイクル野郎は自転車旅行のみならず、すべての旅人のバイブルですよね。
サイクリストや自転車野郎を「チャリダ―」などとフヌケた呼び方をする現状に違和感を覚えます。

道の駅や公共施設にゲリラキャンプをする輩が多い現状を、丸井輪太郎氏はきっと嘆いていることでしょう。

日本一周の看板をこれ見よがしに掲げ、旅人と言うよりは浮浪者・放浪者の呼び名が相応しいような行いを繰り返す日本一周の旅人よ!

丸井輪太郎氏や矢野陣太郎氏、そして志半ばで旅を断念した日高剣吾氏の闘魂と冒険心に今こそ学べ!!

うらやましいです

全巻セットゲットおめでとうございます。
少年キング連載中からのサイクル野郎ファンですが、まだ10巻ほどしか取得できていません。
中野は毎日の通勤途中ですから行ってみる価値あるかもですね。

Re: うらやましいです

コメントありがとうございます。
サイクル野郎は、もはやかなり手に入れにくい漫画本になってしまっていますね。
特に後半になるにつれて、発行部数も少ないので入手困難・・・。
セットで買わない限り、一巻一巻集めるのは至難の業ですね。
中野なら可能性が!!!

No title

まんが図書館なるものが東京にありまして
そこで1冊100円で貸してくれます

僕はそこでとびとびの空いてる巻を読みました。
全巻揃ってましたよ

 
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のんびり走るのが専門です.生まれつき方向音痴で雨男.愛車はMTBのTarow号とランドナーのJirow号.よく「モン太郎」を連れて旅しています.
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