「銀輪記」 自転車旅の記憶!!
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「楽しいサイクリング」菅沼達太郎 前田安雄 (ベースボール・マガジン社:1956年)

「サイクリングとはどのようなものでしょうか?」

こんな質問をする人は現代ではほとんどいない。


この本の前書きでは、そんな「サイクリングとは?」を延々と説明している。

 サイクリングというのはどんなことでしょうか、という何も知らない人からの質問に対してはそれは自転車によるハイキングみたいなものだと教えるのが一番わかりが早いようだ。しかしここで間違えてはいけないことは、サイクリングは、歩くことではないから、ただ精神的に相通ずるものがあるということで、自転車ハイキングではないということである――――― 

(p3: まえがき より)


日本サイクリングの夜明け


というのも、この「楽しいサイクリング」という本、出版が1956年!!

作者は菅沼達太郎氏、前田安雄氏。日本のサイクリング界の父!自転車ツーリングのパイオニア!(菅沼達太郎氏は日本サイクリスト・ツーリング・クラブの初代会長らしい。)

昭和31年だから今から60年近く前の貴重なサイクリング入門書である。まさに「第1次サイクリングブーム」と呼ばれる時代、日本のサイクリングの幕開けの時代の「サイクリング」が手に取るようにわかる。日本のサイクリングの夜明け。

 サイクリングの良さは、他のスポーツと違って老若男女誰でも出来ることである。そのやり方は全く自由であって、自分の体力、趣味、環境に応じ、適当に行えばいいので、定まった形はない。しかし、これからサイクリングを行う人のために、現在行われているいろいろの方法を紹介しよう。

(p17: 誰でも楽しめるサイクリング より)



と、サイクリングのイロハが解り易く説明されている。

サイクリングの種類や人数、交通法規、事故を防ぐにはといったものから、サイクリング用自転車の特徴といったメカニック、調整と手入れの方法、走行テクニック、服装、コースの立て方、地図の味方などなど。

60年という年月をう~むと感じさせるものだけでなく、現代でもほとんど変わっていないものもあるのが、感覚的にちょっと不思議だったりする。

img009.jpg img010.jpg

紹介されている夏と冬の服装!15ページにも及んで、服装については詳しく説明されている。

夏の服装では、平地部や海岸地方のサイクリングならシャツ一枚で事足りるが「アロハシャツの如きはサイクリストの品格を下げるからやめた方がよい」らしい。また冬の服装は、「靴を除けばスキーの服装とほぼ同じでいい」らしい。


この本は、京都一乗寺の恵文社で行われていた古本市でたまたま見つけたものであるが、あとで調べてみたらまず入手困難なシロモノらしい。

日本サイクリング界の黎明期の貴重な資料として、じっくり読んで楽しんで大切に保管しようと思う。

ぼくがこんなにも大好きなサイクリング・・・その歴史もちょっとぐらい知らないとなぁ(^^ゞ
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