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「銀輪記」~自転車旅行の記憶~
 

day38 福島二日目 福島市内をランドナーで駆け抜ける

2012 3 22

南福島駅まえサウナ、フェニックス。



昨日は疲れて、風呂に入って布団に横になった瞬間から記憶なしです。倒れるように眠ったのでしょう。

昨日から福島を走っていますが、まだ、心に何か引っかかった感じでスタートしました。

何の意味があるのか…



弁天橋。



橋を渡っているとき、福島県に入って初めて声をかけていただきました。福島市在住のおばちゃんでした。
少し旅のお話しをしました。

去り際に…

「福島に来てくれてありがとう」

この言葉が本当に僕を救いました。
僕はここを走って良かったんだ。
走ることに意味があったのだ。



吾妻小富士という山を教えていただきました。福島にも富士山がありました。



少し進むと

道で僕を見かけた福島市在住のおじさんが、コンビニで待っていてくれて、声をかけてくれました!
以前、息子さんが世界一周をされていて、その時いろんな方にお世話になっただろうからと、カンパまで。
震災の時の様子、放射能についての考え…ほんの一部だろうけど聞くことができました。

夕刻だったら泊めてあげれたのにとまで言っていただけました。

「こういう旅人を見つけると感激する」

この言葉がまた僕を救いました。。

僕は確信しました。
福島を走って良かったんだ、と。
僕が走ることで、僕が福島の方々と同じ状況に身をおくことに意味があったのだ、と。


パトカーなど警察車両が異常に多いのは、やはり規制地域内での空き巣など治安が良くない関係で、全国から集まってきているそう。


福島市内は至って「普通」に見えます。もう、壊れている建物があるわけでもなく、道が封鎖などもない。建物がだいぶやられた地域もあるそうだけど。外見は至って普通の町。僕としては福島の人の内面が気になる。さっきのおじさんは、もう年だから放射能は気にしていないと言ってらした…。



北上するとやはり、屋根瓦の補修作業中の家がちらほら…



桑折町の仮設住宅は規制地域からの避難してきた方々で満室。やはり帰るメドは全くないとのこと。


県北中学校…



国見町に80年以上住んでいて、この県北中学校出身だというおばあちゃんとお話し。

方言で半分くらいわからなかったが…(*_*;

やはり、この地域は揺れによる建物被害は少なかったそう。これから少し山だから頑張れと車に気をつけろと言ってくれたと思う。たぶん。



福島県を出、宮城県に入ります!



名取…まさに津波に襲われた地区に来ました。

手を合わさせていただきます。合掌。

あの日、僕は自宅二階で勉強しており、変な揺れのあと、一階に降り、テレビの映像を見ていました。

忘れもしません。水が名取川を逆流し、田畑を飲み込む濁流…衝撃でした。

時季なのか塩害によるものなのか分かりませんが、荒涼とした田畑になにか虚しさを感じずにはいられません。



仙台市内…



ゲストハウス宿や萩に到着!ドミトリー一泊2500円です。シャワー・キッチンも自由に使えます。

明日をオフ日にしたい旨を話すと、満室だけど居間に寝るなら特別に1000円でいいよと。ありがたいです。


それと…



萩でぶっ壊れたライトを付けるマウント、新しく買い直しました。
こんどは頑丈なやつを!!


牛タン食ってみたい~(o゚▽゚)o



追記
牛タン食ってみて~と思っていたら…



天から降ってきました。
ではなく、仙台の牛タン屋さんで働かれているあゆみさんが差し入れてくださったのだ!

ごちそうさまでした。

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テーマ : 自転車旅行
ジャンル : 旅行

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手にした一台の自転車は、思いがけず遠くへと私を連れていき、生活へと染み込み、ついに。

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