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「銀輪記」~自転車旅行の記憶~
 

室戸岬でクジラを食す 四国巡礼第4話 

2009 2 19
四国巡礼4日目

日和佐の道の駅の片隅で、野宿をしました。
なんとも疲労感の残る朝。
日和佐の道の駅は日和佐駅の真横に併殺されており、まさに枕元に電車が走っているわけで、電車の音、振動でたびたび起こされ、二人とも寝不足気味であります。

しかも、四国とはいえまだまだ寒い2月。
寒さで起きることも何度かあったわけでして・・。

こんなことなら、面倒がらずにテントを張ればよかったんですなぁ。

DSCF7356.jpg

地面もアスファルトであるため、いくら銀マットを敷いたとはいえ、やはり最高に硬いベッド。
クッション性0のこのベッドは、腰を痛める結果となりました、いやはや。

6:05 朝陽が昇る前に出発。
まだまだ暗い道を進みます・・・。

DSCF7358.jpg

朝陽が昇る・・・。

感動的な景色に、二人とも息をのむ・・・。
言葉にならない。

しばらく時が止まった。
あまりに美しい朝。


次の寺を目指していることを思い出し、再び走りだす。
何を目指しているのか忘れるくらいの絶景だったのです。

DSCF7361.jpg

目指す室戸岬までは海岸線ギリギリを通る快走路を進みました。
信号も何もなく、ただただ同じ景色が通りすぎていく。。

DSCF7363.jpg

だいぶ、走ってきたのでしょう。

11:00 室戸岬に到達し、24番の最御崎寺(ほつみさきじ)に向け、坂道を登っていきました。
長い坂ではないが、かなり急こう配で登っていくのです。

DSCF7366.jpg

最御崎寺到着!!

空海が若いころ、このあたりの洞窟で修行に励んだとされる。
そう、いよいよ土佐「修行の道場」に入ったのです。
阿波の「発心の道場」はこれにて終了。
次のステップへ入る。修行の道場と言うだけあってツライ事が大いに違いない。それなりに気合いを入れていかなくてはなぁ~~なんて話しながら、お参りに。

いつものように一通りお参りを済ませ、門前で記念写真。

室戸の灯台にも行ってみます。

DSCF7368.jpg

最御崎寺は室戸岬の先の高台にあるため、これから進む道がどーーんと見えるわけです。
ここもかなりの絶景!!

DSCF7375.jpg

室戸スカイラインという道路!
空を走りぬけます。

DSCF7376.jpg

12:00 しばらく行った所にある「海の駅とろむ」にて「とれとれ丼」(850円)なるものを食べます!
その日の朝にとれた新鮮な地元の魚をたっぷり使ったどんぶり!!
ネギ、ニンニク、生姜など薬味がこれでもかと載っていて、かなり美味しい!!
醤油をぶっかけて混ぜて食べましょう。

DSCF7378.jpg

25番の津照寺、

DSCF7380.jpg

26番の金剛頂寺と周り、、

DSCF7383.jpg

キラメッセ室戸という道の駅へと急ぐ・・・。今にも雨が降りそうなのだ。
今日はそこで野宿を予定。。

16:30 キラメッセ室戸に到着し、野宿できそうな場所を探す・・・。
出来るだけ屋根のある所が良いが・・・。
なかなか場所がない・・・。

夜は大雨の予報。下手にテントは張れない。
どうしたもんか。

いろいろ探したり、考えたりするが・・・とりあえず腹が減ったので、名物の鯨料理を食べる。
鯨の竜田揚げ定食!
鯨って初めて食べたかも!!

DSCF7386.jpg

食べ終わると、雨が降り出しそうになる・・・。
いよいよなんとかしないと!!

道の駅の方に尋ねると、20㎞ほど先に一泊朝食付き4000円の宿、ホテル奈半利があるそう・・・。

仕方ないので、ここを目指しましょう!!電話をしてなんとか予約を入れます。。
四国では一泊2000円程度の超格安宿はなかなかないのです。
競合する宿が無かったりもしますから仕方の無いことです。

大雨で全てずぶ濡れになる&風邪ひくリスクを考えると投宿が必要だとの判断でジル君と一致しました。

しかし、まだ20㎞ある・・・。

この20㎞が遠かった・・・。

飯を食っていたせいで完全に暗くなり、雨もめちゃくちゃ降り出す。
こんなことならキラメッセ室戸を早く引き上げ、そのまま走っていればよかったのだ。。
そうすればもう今頃は温かいお風呂に・・・泣

たびの「たられば」は全く無意味なのは分かっているのに考えてしまうんですね~
人生と同じく後悔ばかり。

ずぶ濡れになりながら、ホテルに到着。
即座に風呂へと飛び込みました。


四国巡礼4日目終了!


>>1日目~3日目の記事はこちらの目次からどうぞ。
http://chema2sa.blog.fc2.com/blog-entry-104.html
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手にした一台の自転車は、思いがけず遠くへと私を連れていき、生活へと染み込み、ついに。

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